中公新書 植物の〈見かけ〉はどう決まる

著者名：塚谷裕一【著】

中央公論新社（2025/05発売）

• ISBN：9784121012296

内容説明

花の色、葉の形、茎の長さなど植物の「見かけ」はどのように作られているのか。種の多様性はどうして生まれるのか。
「遺伝子による制御」という視点から、疑問が解明されつつある。
その鍵を握るのが、突然変異体の研究である。
栽培品種作出にも重要なこの研究は、新材料アラビドプシス（和名シロイヌナズナ）を得て世界的ネットワークへと拡大した。

野外研究とバイオテクノロジーの融合が生んだ遺伝子解析最前線の息吹を生き生きと伝える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トムトム]

動物のことは結構分かるようになったから、植物にも挑戦！と思ったら難しかった。シロイヌナズナで研究してる人、研究したい人には面白いかもしれません。

2019/11/17

[takao]

ふむ

2021/07/27

[竜王五代の人]

植物の成長過程のどこである遺伝子が働き、形作るという話は半分くらい。モデル植物として流行りのアラビトプシスは植物として、また研究基盤としてどう役に立つのかが四分の一、研究者って何考えて生きてんの？　がまた四分の一、と言った感じ。さすがに話はうまいんだけど、タイトルはもう少し適切にできたんじゃないかな。もう古い本だし、改めての研究成果のまとめが読みたい。

2022/06/02