内容説明
ある日は南の島で情熱的に調査を行い、ある日は鳥が地球を支配できるかについて机上で深く考察。大量のハエと格闘し、ミズナギドリの和名に苦悩。命がけの冒険は辞さないが時に東京で迷子になったりもする。「どうして鳥の研究をするのですか?」「楽しいから。他に理由が必要かい?」ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』堂々の姉妹編。「鳥類学者の散歩道」を特別収録。(解説・岩井圭也)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イシカミハサミ
19
鳥類学者・川上和人さんによる“鳥類学エッセイ”シリーズ第2弾。 前回よりも筆がノリノリな気がする。 覚えておいた方がいい事メモ ・著者はナッツが好き ・著者はパンはミミ派 ・オニには角があるが肉食の可能性がある ・上陸前に「噴火は収まりました」とは口にしないほうがいい ・魔法の呪文は「オガサワラカワラヒワ」2025/08/07
Tomomi Yazaki
16
相も変わらず文章の大半は本文に関係のないダジャレと四方山話。学術書としたらもっと薄い本になるはず。最初はこのユーモアが面白かったのですが、最近はいささか鼻につきます。それでも興味深い内容も。恐竜がなぜ海に進出できなかったのかとか、人類に代わって地球を支配する鳥類の話など。それから隠蔽種。普通に沢山いる動物の中には実は全く別の種がいて、それが絶滅危惧種だったりもする。もしかしたら、人類の中にも隠蔽種がいたりして。ふざけた文章の合間に、時折素晴らしいことがあるから、文句を言いつつ、つい買っちゃうんですよね。2025/10/01
takakomama
10
私は、鳥の名前は覚えられないし、知識も右から左に抜けてしまいますが、いつもながら、ユーモアと鳥への愛がてんこ盛りで、楽しく読みました。ドローンやDNA分析など研究の技術が進歩しています。鳥類の研究には、植物や動物など幅広い知識も必要だと思いました。2021年刊に「鳥類学者の散歩道」を増補。2026/04/27
ヒロ
10
隙間時間にちょこちょこ読んでいると鳥のあれこれを知ることができさらにサブカルと鳥類学者川上和人についても勉強できるというお得なエッセイ。最初に「私はカフェインがだめだ」と言っといて後で「コーヒーを云々」というくだりを読んだ時はこいつ信用できんぞ、と一瞬思ったが、ちゃんとそのことについても解説してあるのでほっとしたわ。2025/08/12
Akki
9
どんなことでも自分の領域の理解を広げるために役立てられる人こそ、本当に頭のいい人だと思っている。そして、川上先生は正にそういう人だと思う。言葉の引き出しだけでなく、ネタの引き出しも多いし、それらを混ぜ合わせる際、受け取る側の立場を丁寧に考えている感じがする。だから、元々興味のなかった鳥のことを知ってみたくなる。図鑑や写真で見てみたくなる。本書はオガサワラカワラヒワという早口言葉のような鳥のことを知って欲しくてまとめたというが、読み終えた今、彼らが生き延びていくことを願ってやまない自分がいる。2025/08/20




