内容説明
※本書は2015年3月に出版された『知覧いのちの物語』の新装版です。戦後70年企画 第1弾 今から70年前―太平洋戦争の過酷な環境の中、鹿児島の「知覧」という町に、誰よりも命と向き合い、愛に生きた人がいた。その人の名は「鳥濱トメ」。この物語は、「特攻の母」と呼ばれたひとりの女性の波乱の人生と、この国の未来を思い飛び立っていった特攻隊員たちを描いた、小説でもドラマでもない、真実の物語である。祖母トメの意志を継いだ実孫・鳥濱明久が、戦後70年のいま、語り継ぐ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オカヤン
8
購入本。夏休み、鹿児島へ。開聞岳に向かう途中に、SNSで知った知覧(特攻隊基地)を知る。特攻の🤱と呼ばれた人がいた富屋食堂での物語。特攻があったから日本が守られたのか、わからないけど、日本を守ろうと命を捧げた日本人がいた、ということは事実。高倉健の映画、ホタル、も見たい。主人公のトメの壮絶な人生、自分の着物を売って、闇市場から、食べ物を集め、特攻隊に振舞ったとか。特攻平和記念館にもいつかいきたい。2025/09/20
藤井宏
8
鹿児島県にちなんだ本の2冊目として登録。2025/07/12
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/d397ae91-58f3-4f10-9268-9dc7735241b82025/06/07
としき
1
「特攻の母」と呼ばれることにトメさんは納得していたのだろうか?「人生に迷ったら知覧に行け」と言われるように、我々は当時の尊い命の犠牲のうえに今がある。その若者が死を目前に母同様にトメさんを慕ったことは容易に想像できる。しかし、それを受けとめなければならない彼女の辛さは想像を遥かに超えた悲しみでしかなかったはず。「特攻の母」なんて言葉では語れないのではないか。トメさんの心中を思い図るには、語り部ならばもう少し特攻隊の心情にスポットを当ててくれた方が、トメさんの苦労や悲しみ、その後の使命感が伝わったのでは?2025/06/13
-
- 電子書籍
- 新装版 刺しゅうのサンプラー ステッチ…




