内容説明
30年前に起きたいじめ自殺事件。亡くなった中学生の遺書の不可解さにとらわれたルポライターが、生涯をかけて追いつづけた謎は、はたして解けたのか? いじめた人、いじめられた人、傍観していた人――すべての人が読むべき空前絶後の大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
129
これは反則。上下二段924ページ、正直言って読みにくいったらありゃしない(重すぎる)せめて2冊にして欲しかった。内容も重い・・いじめにより13歳で命を絶った事件を追うルポライター・小林篤さんが取材・執筆30年、もがき続けた全軌跡とある。加害者やその家族、教師や学校関係者、クラスメイト、そして被害者家族への長い関わりが、時に苦しく時に切なく、慟哭から溜息や遣る瀬無さに私自身の感じ方もコロコロ変わる読書だった。どう言葉を尽くしても亡くなった清人君には届かないのが虚しい。そしてなにか変わっただろうか社会は・・2025/07/01
ばんだねいっぺい
21
読み終わって、しばし、ボーッとするタイプの本。複雑なことを複雑なままに、未消化でナマなところを隠さない態度に好感しかない。複数の証言より組み立てられた小さな物語の集積が家族の、いじめの風景をつむぎ、含まれた毒の存在を教えてくれる。答えのようなものがあるが、結局のところ、なんでだよとなるあたりが、あぁ、と言葉にならない。2025/08/02
小鈴
18
愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件は、新聞に少年の遺書が公開され世間に衝撃を与えた。タイトルはその少年の遺書の言葉だ。シー・ユー・アゲインと書いて自殺した少年の遺書に違和感を抱いた著者が、その家族とクラスの子どもたち、学校関係者から10年以上かけて取材して書籍化を断念した。それから十何年経ち2025年に書籍化したのだ。どうしても残しておかないといけないと思ったのだろうか。ルポライターという仕事を超えた執念の書であり鎮魂歌でもある。学校という横糸、家族の歴史という縦糸が絡み合い、読むと言葉を失うのだ。2025/08/28
つく
6
何かがひとつでも違えば自殺までいかなくて済んだのではないか…。2025/08/19
あずき
6
読んでいてなんで?なぜこの行動?と思う箇所が多々あって、肩に力が入りまくりで、読書でリラックスとは対極な読書時間になりました。でも、今までいじめ事件で、加害者はその後どう思っているのか?当時の担任教師はその後どう先生として過ごしているのか?と思っていた疑問に少し回答が得られた気がします(勿論ひとつひとつの事件で違いますが)。2025/08/05




