内容説明
代表作『リライト』映画化が話題の著者、10年ぶりの新作
桃太郎、かぐや姫、シンデレラ、金の斧の女神ら昔話の主人公たちが現代に甦る異常事態に、首相の密命を受けた四人の女性━━編集者の伊勢吐息、司書の雨月切絵、国語教師の若草読、首相秘書の遠野歌声が対峙する。桃太郎らにプロットの必然性を説く四人だったが、浦島太郎までが絡み、事態は混沌と化していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
桃太郎、かぐや姫、シンデレラ、金の斧の女神ら昔話の主人公たちが現代に甦る異常事態。首相の密命を受けた4人の女性が事態の解決に挑むミステリ。編集者の伊勢、司書の雨月、国語教師の若草、首相秘書の遠野が、昔話の主人公たちの物語を成立させるため、どうしてその行動が必要なのか、登場人物たちにプロットを説明したりと試行錯誤する一方、彼女たちの背景もまた浮き彫りにされていく展開で、どこかで見たような作品の解説や、身も蓋もない解釈や登場人物たちの思わぬ行動は面白かったですし、明らかになっていくオチには笑ってしまいました。2025/06/05
V6_1800
8
頑張って4分の3ぐらいまで読んだところでギブアップ。文の主体というか語り手というかが説明なしでコロコロ変わったり時系列がわかり辛かったり、はまぁいいとして。小学生の作文だったら絶対直されるレベルの読点の多用(主語の後には必ず読点、みたいなやつ)が冒頭から続く。たまに構文自体が成立していなかったりもする。この物語が司書だの編集者だのの役割を語ってなければ我慢できたかもしれないけども……。2025/10/02
ソラ
6
【読了】D 断片は面白いんだが、読解力不足で全体的な流れがわかりきってない…2025/08/23
六花
5
最初に明記しておくと、私はこの本が嫌いである。私の知能が、この本を楽しむことのできる水準に達していないのであろう。分かりやすく要約してくれる人を募集したいとも思う。 その上で、今の私でも分かる範囲内でネタバレを避けつつ良い点と悪い点を列挙する。 良い点 ・昔話について問題提起をし、あれこれと考察するのが読んでいて楽しい ・きんのおののオチが好み。物語終盤の流れも綺麗。 悪い点 ・帯がとんでもない詐欺。1000人の編集者は飾りで、実際には4人にスポットライトが当たり続ける。 ・文章が独りよがり。→2025/06/25
参謀
3
「リライト」の著者による10年ぶりの新作。かぐや姫、シンデレラ、桃太郎、金の斧の女神ら昔話の主人公が現代に甦り、首相の密命を受けた秘書、編集者、司書、国語教師らが彼らに納得して物語の中に帰ってもらう指令を受けたのだが、簡単には物語を理解してもらえず…設定は多少は面白くはありまましたが、なかなかわかりづらいやり取りで、面白くはなかったかな?ラストは昔話の登場人物をシャッフルし、つじつまを合わせ、現代の人物もシャッフルされて【完】ということかな?2025/07/05
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