内容説明
大餓鬼様は血縁の者に取り憑いて食べたい物を訴え、用意できないと酷く祟るという…
「エケチェンを食べたいよう!」
赤ちゃん?
何の赤ちゃん?
子猫? 子犬? まさか――。
――「大餓鬼様」神沼三平太 より
二人の怪談シェフが厳選ガチ怖素材で腕を振るう! 極
上の最恐メニュー、胸焼け必死の怖い話!
巨漢作家二人が東西を奔走し、究極の恐怖体験談を聴き蒐めてじっくり調理した最恐ヘビー級怪談集!
監禁された廃墟の押し入れ、開いていた穴から差し出される食べ物で命拾いしたという幼女の不思議な体験…「赤いマニキュア」
母の知り合いの中年男が持ってくる奇妙な弁当のようなものを食べさせられた少女の記憶とは…「暗闇丼」
深夜ふらりと入った定食屋での厭な出来事は後の運命と大きな関係があって…「交換定食の夜」
子供の頃、あの田んぼで取れた米は食べてはダメだと教えられたその理由とは…「にえたにえた」
など、食に纏わる怖い話と土地や家に関わる怪異譚、全22話収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eyemu
11
前回の美食の本が面白くて。 直ぐに手に取りました。 ただ、書式は前回のほうが好きだった。 盛り沢山な厭な話なんだけど。 あの食に統一された組み立てを、また味わいたかったので少し残念だった。 一つ一つの話は胸やけする感じ。2025/06/05
tow
10
餃子に始まったいろんな意味で満腹になる一冊。満腹になっていくので、満足なんだけど、床柱から先はヘビーすぎて胃に穴があきそうです。大満足。2025/06/11
せきぐちひろみ
5
はー無理(褒め言葉)2025/08/08
みかん猫
4
怖かった〜。しっかりと怖い大物系の怪談が多かった印象。飢饉のたびに生贄を捧げてきた『にえた(贄田)』の稲を食べると起こる怪異とかコトリバコに通じる恐ろしさがあったな…2025/06/12
K
2
短編集で1話あたりが10ページ前後なのでサクサク読めます。 ほとんどが幽霊や妖(と思われる)話です。 オチが無いので最後が気になる話が多かったです。話し手が最後に、「あれは何だったのかな~」「追及するのはやめておきました」で終わっている話は、続きが気になるので最後まで解明してほしかったです。。 民俗学的な要素を含んだ話は興味深かったです。2025/06/03
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