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内容説明
葬儀のお布施
平均22.4万円!
高い?安い?
見返りは戒名だけ?
お布施のモヤモヤから
日本仏教の闇を暴く!
法事の際にお布施の額を僧侶に尋ね、「お気持ちです」と言われて困ったことはないだろうか。
仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」(よい報いを生むもとになる行為)だ。
大事なのはお布施をしたいという「意思」=お気持ちなので、僧侶の側から金額を示すことはない。
だが、禁欲や財産放棄などの「戒」が守られない日本仏教では、お布施を受けるに値する僧侶は存在しないとも言える。そんな中でのお布施とは何なのか。
お布施のモヤモヤを解き明かし、形骸化した現代日本仏教に問題提起する一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
19
お布施を取っかかりにした手軽な仏教入門という趣。初期仏教から鎌倉仏教までのお布施を中心とした要点をザッとつかめる作りになっている。個人的に日本の僧侶の肉食妻帯には違和感を持っていたが、本書によればそもそも日本の僧侶は出家戒を受けておらず、国際的には僧侶とは見なされないとのこと。また本書の趣旨からは外れるが、所々で引用されている仏教学の論著から、基本的に経典の解釈や教理についての探求しかしていないと思っていた仏教学が、ペット葬の可否など今日的な事項についても正面から取り上げているというのは意外だった。2025/06/01
Katsuto Yoshinaga
8
二十数年前、親族の葬儀の際、戒名料含めて布施の金額を寺の関係者に尋ねたところ、そろって「そんなこと答えられない」と口を濁された。仕方なく住職に直接聞くと「いっぽんでいい」と一言。請求書と領収書を求めると「そんなもん出さない」と宣う。親類に相談すると「そんなもんだろう」と言う。ふざけた話だとは思ったが、田舎のことだし、若かったし、時間もなかったので、言われるままに支払った。仏教が確実に嫌いになった思い出である。その時に本書があれば、議論ふっかけて無茶苦茶言い返せたのになぁ。寺と渡り合う必要がある方はぜひ。2025/05/31
turtle
6
お布施とはサービスの対価ではなく、宗教的行為であり、施主側は良い果報を期待しており、そのためにどうすればよいか、といったことが書かれているが、そもそも現代の施主は果報など期待しておらず、やむなく相場とされる額をネットで検索して必要経費として支払っているのが現状ではないかと考えます。あとがきを読むと本書が権威とされる方から著者が受けたアカハラについて世に知らしめることが目的として出されたのではないか、という後味の悪い読後感にモヤモヤ。2025/08/24
じぇろポーta
5
仏教における「お布施」の本来の意義。個人へのお布施より団体(僧団)へのお布施の方が果報が大きい(理屈上、仏陀個人にお布施するより破戒僧だらけの僧団へのお布施の方が果報が大きい!)歴史的な理由。出家戒を受けず菩薩戒のみで「僧」になるのは海外の諸仏教団体ではありえない日本仏教独自の姿との指摘に驚く。僧侶の肉食妻帯かつ世襲という本来あるまじき現状を各教団はどう正当化できるか(できないか)。書名からもっと俗っぽい内容かと思ったらめちゃめちゃ真面目に日本仏教の在り方に目を向けた良書だった。2025/09/11
おっきぃ
3
お布施というのが仏教の経典から何なのかがよくわかる本。今の時代の基準からするとよくわからない理由と順位付けもあるけど。そして、その基準からすると日本仏教というのがどうしようもないこともわかる。あくまで仏陀の説いた仏教という観点からだけど。ただ、だとしてもここで説かれているような意味でのお布施はあった方がいいし、それに相応しい人もいた方がいい社会だという気はする。しかし、副タイトルのお気持ちとはいくらかという答えはなかったのでミスリードだろう2025/07/10
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