幻冬舎新書<br> 私はがんで死にたい

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幻冬舎新書
私はがんで死にたい

  • 著者名:小野寺時夫【著】
  • 価格 ¥982(本体¥893)
  • 幻冬舎(2025/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987692

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内容説明

こう考える医師が

多いのは、なぜか?



多くの人がのぞみそうなポックリ死・老衰死は、

がん死よりよほどつらいと思います――久坂部羊(『人はどう死ぬのか』著者)



がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。

著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。

その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。

がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。

がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。序文・久坂部羊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI

32
常々、私も死ぬなら癌で死にたいと思っていたので、新聞広告で見かけたので図書館から借りた本。本書を読んで、やはりガンで死にたいと思いを新たにした。本書は消化器外科を長くされた後、ホスピスにて多くの方の最期を看取り、その症例をも紹介してあった。高度進行ガンの治療、抗がん剤についてなど、知らなかった事もあった。抗がん剤は効果が無い癌も多い。手術や抗がん剤の治療を繰り返す事で患者のQOLを損ない、まして寿命を縮める事もあるそうだ。癌は最期には痛みを発症するから、それをコントロールできるホスピスや緩和ケアが相応しい2026/01/06

カタコッタ

14
非常に共感出来る内容。しかしながら当然がんの苦しみもあり、上手く死ねないのが人なのだろう。先月夫の母を98歳で亡くし、長生きするのが一番だとは言い切れない現実を体感してきた。病気と縁のない生活をしてきたがこれからはわからない。潔く死にたい、と誰もが思うけれどそうもいかないのも現実だ。どう死ぬかを追求しながら老後を過ごす事になりそうだ。2026/03/30

tomo

12
☆☆☆☆ ポックリ死、眠るような老衰死、いずれも理想的に思えるけど、現実はそんなに思ったようにはならないようで。3人に1人ががんで亡くなる現代、「人間があまり長生きしないように仕組まれている、自然の摂理」健康なうちはその通りだと思うけど、その時自分はどう考えるだろう。2025/09/29

coldsurgeon

11
著者は、比較的よく知る元・外科医であった。世代は違う、同じ研究分野にいたために学会場で顔を見ることが多かった。本書の内容は、独断的すぎるきらいはあるが、手術や化学療法の過剰な治療は、患者の死に至る経過を悲惨なものにする。死は性の延長線の端にあるのではなく、死にまとわれるように人は生きている。死を受け入れる心の準備ができるかどうかは、元気な時の生き方に依るのだという。「がん死」こそが人間にふさわしいという考え方には賛同するが、まずは自分自身が、死にどのように向き合うかが重要だろう。2025/08/21

ろべると

9
長年消化器外科医として多くのがん患者を見守ってきた著者。突然死ではなく、緩和ケアのもとで緩やかな死を迎えたいという言葉に実感がこもる。効果が期待できない手術や抗がん剤治療を強行する医師に対し、患者や家族も少しでも長く生きたいと執着する末に、悲惨な結末に。尊厳を失ってまで長生きしたいとは思わない私は、著者に全面的に同意する。著者は、がんは人間がむやみに長生きしないための大自然の摂理の表れとまで言っている。そうかもしれない。少しでも穏やかな死を迎えるために、今のうちから悔いのない人生を歩んでいきたいものだ。2026/01/28

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