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内容説明
こう考える医師が
多いのは、なぜか?
多くの人がのぞみそうなポックリ死・老衰死は、
がん死よりよほどつらいと思います――久坂部羊(『人はどう死ぬのか』著者)
がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。
著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。
その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。
がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。
がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。序文・久坂部羊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
33
常々、私も死ぬなら癌で死にたいと思っていたので、新聞広告で見かけたので図書館から借りた本。本書を読んで、やはりガンで死にたいと思いを新たにした。本書は消化器外科を長くされた後、ホスピスにて多くの方の最期を看取り、その症例をも紹介してあった。高度進行ガンの治療、抗がん剤についてなど、知らなかった事もあった。抗がん剤は効果が無い癌も多い。手術や抗がん剤の治療を繰り返す事で患者のQOLを損ない、まして寿命を縮める事もあるそうだ。癌は最期には痛みを発症するから、それをコントロールできるホスピスや緩和ケアが相応しい2026/01/06
haruka
25
「本人が望んでない延命を避けて、痛みだけちゃんと取ってもらう」という、ごく普通に聞こえる希望が、なぜこんな高難度ミッションなの…と絶望。 医療費膨大なのに無理に生かすとか非効率すぎる。 本書は2012年の復刊版なので、この14年でどの程度改善したか調べてみると、末期の抗がん治療は半減、強い延命治療も2割減。14年でこれだけ変わったなら、私が死ぬ未来にはもっと変化していて安楽死だって選べるかも?いつか親も死ぬけど、準備して苦痛を減らしてあげたい。 「ホスピス医の私ならこうする」と具体的に書かれていて助かる。2026/09/11
カタコッタ
18
非常に共感出来る内容。しかしながら当然がんの苦しみもあり、上手く死ねないのが人なのだろう。先月夫の母を98歳で亡くし、長生きするのが一番だとは言い切れない現実を体感してきた。病気と縁のない生活をしてきたがこれからはわからない。潔く死にたい、と誰もが思うけれどそうもいかないのも現実だ。どう死ぬかを追求しながら老後を過ごす事になりそうだ。2026/03/30
tom
13
表題の通りの内容の本。いずれ朽ちてしまうにしても、朽ち方は考えたほうがよろしいよ。ガンという死に方は、うまく行けば(そして無意味な努力をしなければ)けっこう楽な朽ち方なのだ、いろんなことを考えることができるし、最後の時までいろいろ楽しむこともできる。ということを縷々書いている。参考になること多々。この本は、10年前に出版されていて、その再版本。医師の体制等々を批判してるけれど、現在の体制はどうなってるのだろう。ここのところが気になる。2026/08/30
tomo
12
☆☆☆☆ ポックリ死、眠るような老衰死、いずれも理想的に思えるけど、現実はそんなに思ったようにはならないようで。3人に1人ががんで亡くなる現代、「人間があまり長生きしないように仕組まれている、自然の摂理」健康なうちはその通りだと思うけど、その時自分はどう考えるだろう。2025/09/29




