内容説明
『寄せの手筋200』『美濃崩し200』に続く終盤の手筋集、ついに登場!
ぎりぎりの終盤戦で競り負け、あとで「こうすれば勝ち」という手が見つかってますます悔しい思いをした、なんて経験はありませんか。将棋の終盤はスリリングで、特に受けをまちがってしまうと、一手で勝ちから負けに転落します。あのとき合駒をまちがえなければ……。簡単にあきらめていなければ……。そんな後悔をしないためには、しのぎの練習が不可欠です。
本書では「どう対応すれば詰まないか、必死から逃れられるか」を問題形式で考えていきます。基本的な受けの手筋から、目を見はるような高度なテクニックまでが示されているので、初心者の方は答えを見るだけでも実戦ですぐに役立つはず。どんな筋が急所なのか、よい受けと不完全な受け、なぜ受かっているのか。ぎりぎりの攻防が理解できるようになると、見えてくる景色がまるで違ってきます。
腕に自信のある方はぜひ実戦のつもりで取り組んでください。しのぎきるためには、相手からの攻め筋をいくつも考える必要があるので、寄せの訓練にもつながります。そして絶体絶命と思える局面を考えることで、簡単にはあきらめない精神力を養えます。
なお、本書は、1990年に出版された『凌ぎの手筋186』を大幅に加筆・修正したものです。
■目次
プロローグ
第1章 詰みを逃れる合駒テクニック
第2章 攻撃を考えた合駒テクニック
第3章 必死を逃れるしのぎテクニック
第4章 攻撃を考えたしのぎテクニック
■著者からひとこと
しのぎの基本は、自玉の詰み筋、寄り筋をしっかりと見極めることです。この訓練を通じて、寄せの力や読みの力が向上し、終盤の総合力アップが期待できます。また絶体絶命と思える局面を考えていくことで、あきらめない精神力が養われます。本書を読み終えたとき、あなたの将棋は一段としぶとさを増しているでしょう。――金子タカシ
感想・レビュー
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