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内容説明
事業承継、ビジネスモデル、業務参画、プロフィット・シェアとチェレンジ・シェア、パワハラ・モラハラのない融和的経営―――。事業環境の変化で、確かな潮流になりつつあるビジネスモデルを、コーオウンド研究の第一人者が本格紹介。
目次
プロローグ しあわせな会社 わかちあいの資本主義
第1章 コーオウンド・ビジネスとはいったいなにもの?
1 元祖コーオウンド会社
2 誕生日に会社を社員にプレゼントしてしまったボブ
3 しあわせな資本主義
第2章 普通の会社がコーオウンド会社に
1 シャインズ株式会社の物語──社長がいきなり「会社をあげる」
2 会社をあげる? 事業承継のオプション
3 会社のあげ方
4 ウィルキン&サンズ──あえて足踏みで地元とのご縁をつむぐ
5 会社をもらう?
6 チャイルドベース──直接所有と間接所有のハイブリッドから100%コーオウンド化へ
7 シャインズ社はどっち?
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-1
立役者 グレアム・ナッタル
第3章 三種の神器
1 情報共有
2 プロフィット・シェア
3 オーナーシップ・カルチャー
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-2
先駆者 ジョン・スピーダン・ルイス
第4章 会社が変わった!
1 フェルプス・カウンティ・バンク──問題ぶっ飛ばし屋プロジェクト
2 スコット・フォージ──トップ・ダウンからボトム・アップへの転換
3 プール・カバース──「ファン」経営
4 W・L・ゴア&アソシエーツ──あのゴア・テックスの会社がすごい
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-3
発明者 ルイス・O・ケルソー
第5章 オーナーシップ・カルチャーが強烈に試された社員たち
1 逆風の中での従業員買収
2 獅子奮迅の経営
3 タイロン・オサリバン
4 なにも変わらなかった業務組織と全てを変えたオーナーシップ・カルチャー
5 労働組合とストライキ
6 坑道採掘の完了
第6章 オーナーシップ・カルチャーの味わい
1 個人の中にジレンマを取り込む
2 言葉にしきれないオーナーシップ・カルチャー
3 起業家精神
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-4
敷衍 コリー・ローゼン
第7章 コーオウンド・ビジネスの優位性調査
1 業績の優位性
2 不況期により進化を発揮
3 コロナ禍への耐性
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-5
展開 ローレン・ロジャース
第8章 コーオウンド・ビジネスの究極形 スコット・バーダー
1 創業者アーネスト・バーダー
2 ガバナンス構造
3 倫理的経営
4 驚きに満ちた会社と経営のあり方
第9章 ステークホルダーとのご縁を深める、広げる
1 コーオウンド会社の中ではステークホルダー意識が高まる
2 佐呂間漁協
3 ステークホルダー論の生い立ち
4 私たち生活者の中で育まれるステークホルダー意識
5 「株主価値極大化」だからこそのステークホルダー意識
Column コーオウンド・ビジネスのパイオニアたち-6
人間愛 ボブ・ムーア
第10章 日本のコーオウンド・ビジネス
1 オーナーシップ・カルチャーどころではなかった日本経済の潮流
2 チャンスを逃した
3 今こそチャンス
4 コーオウンドの道を歩み始めた会社たち
5 社員福祉を追求した結果としてコーオウンドになっていた会社たち
第11章 なぜ会社をコーオウンドにするのか? ガット・フィーリング
1 イコール・エクスチェンジ
2 ガット・フィーリングが彼らを突き動かす
エピローグ
あとがき
脚注
参考文献