集英社オレンジ文庫 映画ノベライズ 岸辺露伴は動かない 懺悔室

著者名：北國ばらっど【著者】/荒木飛呂彦【著者】/小林靖子【脚本】

集英社（2025/05発売）

• ISBN：9784086806282

内容説明

話題の実写映画を最速小説化！　漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。奇妙な告白にのめり込む露伴だが、やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く…。ヴェネツィア、罪深き“告白”が招く極上サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[のりすけ]

とても読みやすかった。そして岸部露伴先生はやっぱり素敵。この呪い、おいしいとこだけ頂いてラッキーハッピーに一生終えることって出来ないんだろうか。例えば私のような不安障害は、いついかなる時も「最悪」を予想するから「もう死んでもいいくらい幸せ」になる事はないと思うねん。あ、でもクリヘムと西島と綾野剛にエスコートされてリハビリに行けたら（←リハビリて…泣ける）「幸せゲットだぜ」って思うんかな。そして男の趣味…💦

2025/08/25

[mahiro]

今日この映画を見てきた、ほぼ映画と同じ内容。映画を見ている時 は場面を追ってその世界に入り込んでいるので、あとでゆっくりストーリーを確認出来るのがいい。映画自体はルーブルへゆく、の方が怖さがあったがヴェネツィアの、観光から少し外れた街の昏く美しい風景がふんだんに見られて満足

2025/05/30

[みや]

岸辺露伴がヴェネツィアで「幸せの絶頂の時に絶望を味わう」呪いを受けた男の懺悔を聞く。原作既読。映画未視聴。原作の不気味さを維持しながら小林女史らしい豊富な追加エピソードにどっぷり浸った。私も頻繁に「幸せすぎて怖い」と怯えてしまうから生々しい不安感に恐怖が更に悪化した。私は露伴先生やマリアのように強くはなれない。複雑な路地は迷宮、水で封鎖された牢獄のようなヴェネツィアという都市が非常に魅惑的。読者を含め逃げることを許されなかった。漫画家・岸部露伴の矜持が漲る展開が熱い。奇想天外なポップコーンバトルが大好き。

2025/07/19

[栗山いなり]

漫画家・岸辺露伴がヴェネツィアで「幸福になる呪い」の解決に挑む映画のノベライズ。作中の文章からジョジョっぽさを感じてしまい笑ってしまった。映画は映画館で見るのはもう遅いだろうから配信された時かレンタルになった時に見てみたい

2025/06/28

[まゆまゆ]

おなじみの最速ノベライズ。登場人物の心の声を拾えるノベライズ、小説とはまた違った楽しみがあるので好きだったりします。入場者プレゼント目当てで3回観に行ってるので、鮮明に脳内再生可能w 戸次さんの怪演が凄かった。

2025/06/30