ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

  • 著者名:鳥嶋和彦【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 小学館集英社プロダクション(2025/05発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 350pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784796874472

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内容説明

『ドラゴンボール』生みの親にして、『少年ジャンプ』伝説の編集長が「メガヒット連発」の仕事術を語る!
漫画からアニメ、ゲームまで、関わるものすべてを特大のヒットに変えた編集者、鳥嶋和彦。
担当もしくは関わった作品には、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』をはじめ、『電影少女』『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』、そして『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』など、さらにはゲームでも『ドラゴンクエスト』『クロノ・トリガー』と抜群の人気タイトルが並ぶ。
これらはいったい、どのようにして生まれたのか?
本書では全編にわたって、伝説と呼ばれる驚愕のエピソードが展開!
デビュー前の鳥山明に500枚ものダメ出し、役員に土下座を要求、アニメ番組のプロデューサーを解任……。
はたして真相は? 容赦ない仕事ぶりの真意に迫る。
全エピソードにここ40年間の超人気作が続々と登場。
『ジャンプ』を夢中になって読んでいたすべての元少年たちに贈る、
劇薬の仕事本である。
 巻末には、とっておきの袋とじを収録!
超ヒットメーカーが「キミを変えるかもしれない」極意を、こそっと語ります。
読了のお楽しみに!

<目次>
第1章:
『ドラゴンボール』は、どのようにして誕生したのですか?
第2章:
『Dr.スランプ』のアニメ化は、なぜ失敗なのですか?
第3章:
『ONE PIECE』の連載に、なぜ反対したのですか?

<おもな内容>
★メガヒットを生む「仕事のしかた」を公開。
伝説と呼ばれたエピソードの真相と真意は?
●連載はまだ! 鳥山明に500枚ものボツを出し続けた。
●『ドラクエⅢ』攻略本の大詰めで。役員に土下座を要求した。
●アニメ『ドラゴンボール』に怒りMAX! テレビ番組のプロデューサーを解任。
●アニメ番組を早々に打ち切った代理店は、『ジャンプ』編集部に出禁。
●「締め切りに絶対遅れるな!」すべての連載作家の自宅へ、編集長が家庭訪問。
●ヒットの出せない編集者は、他部署へ異動。

★超人気作の知られざる舞台裏を公開
プレッシャーと失敗……地獄の中からヒットは生まれた!
●『ドラゴンボール』の人気が急降下! 立て直しの秘策から生まれた「天下一武闘会」。
●上司の「『ドラクエ』は『ジャンプ』の売り上げに貢献していない」のひと言にブチ切れ。ゲームから生まれた超レアな漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』。
●番組プロデューサーを解任。生まれ変わったアニメ『ドラゴンボールZ』で視聴率回復!
●『ONE PIECE』は生まれなかったかもしれない!? 4時間越えの会議で決断された奇跡の連載決定。
●前編集長が進めていた新企画をすべて中止! 作家におわび行脚。そこから『NARUTO-ナルト-』や『BLEACH』『遊☆戯☆王』『ヒカルの碁』などが誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

30
あの鳥山明を発掘し、育てた怪物編集者。タイプとしてはジョブズに近い。未知への挑戦を好み、時間の無駄を嫌う合理的な革命家。クリエイターの才能に対する敬意は厳しすぎる要求と地続き。仕事が大変なのはやり方が悪いからで、それを変えてこそプロだと主張する。ワンピースやスラムダンク、鬼滅の刃といったヒット作に対するある種の苦言は、自分の中のモヤモヤを言語化してもらったようで気持ちよかった。口が頗る悪い反面、己への批判もフェアに吟味する。こういう人は成長速度が速い。「アラレちゃん」は見ていたけど原作は未読。読もうかな。2025/06/14

ようはん

25
話している内容は過去の対談やインタビュー記事と共通している物も多いが新たに知る新事実やエピソードも多かった。鳥山先生関連だと見出した経緯やDr.スランプ、ドラゴンボールの誕生秘話は知られているが鳥山先生が長者番付トップに乗った日がよりにもよって自身の結婚式の前日で鳥嶋氏が単身必死こいてマスコミ対応に追われたり、連載疲れで車に乗ってる際に信号機の色が分からなくなる程ヤバい時あった先生のエピソードとかは初耳。そのキャラクター性はとやかく言われがちな鳥嶋氏であるが鳥山先生とは最強のタッグであったのは間違いない。2025/05/27

とも

22
伝説の編集者&編集長Dr.マシリトこと鳥嶋和彦氏による仕事論。インタビュー形式。「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」を世に出した功績は大きい。この方の舵取りあらばこそ。そしてそれを支える方法論が強い。ここまで覚悟と見通しを立てて臨むものか。 youtubeでも氏のインタビュー動画は見れるが、文で読むと新鮮。これは読むべき本。2025/06/09

Eric

20
鳥嶋氏の徹底した読者・作家目線と本質を見抜く力、有無を言わせぬ行動力に脱帽。容赦ない厳しさの中に確固とした信念がある。アプローチはそのまま真似できないが、仕事の進め方、向き合い方を見直すきっかけになる。また、本著はジャンプ大ヒット作の舞台裏を知る意味でも面白い。2025/06/15

hnzwd

16
伝説の編集者である鳥嶋和彦が語る仕事についての本。話自体は既に様々なメディアで語られているものが多いですが、より会話に近い形で語り直しされている、という印象です。前例踏襲が一番、という評価軸を壊しにいくから、軋轢が生じてるけど、それを気にしない精神性なんだろうな。。憧れはするものの、素人が参考にしたら大火傷しそう。編集者は会社員、漫画家はビジネスパートナーなんだから、長くやれるように漫画で食えるようにしてあげない、という発想はいいなあ。雑誌に載せてあげる、って価値観からはコペルニクス的転回。2025/06/08

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