中公新書<br> 恐竜大絶滅 陸・海・空で何が起きていたのか

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中公新書
恐竜大絶滅 陸・海・空で何が起きていたのか

  • 著者名:土屋健【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2025/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121028570

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内容説明

6600万年前、生態系の頂点を極めた恐竜類が地球上から姿を消した。大量絶滅事件の原因は、隕石だとするのが現在の定説である。
ただ、その影響は一様ではなかった。突然のインパクトを前に、生存と滅亡の明暗は、いかに分かれたのか?
本書は、恐竜、翼竜、アンモノイド、サメ、鳥、哺乳類などの存亡を幅広く解説。大量絶滅事件の前後のドラマを豊富な図版とともに描き出し、個性豊かな古生物たちの歩みを伝える。

各章監修:後藤和久、小林快次、高桒祐司、相場大佑、冨田武照、田中公教、木村由莉

目 次
はじめに

第1部 大量絶滅事件、勃発
第1章 隕石落下というはじまり―謎多き大事件

第2部 滅びに至る物語
第2章 陸の王者――恐竜類の1億6000万年
第3章 空の主役――翼竜類の1億6000万年
第4章 世界の証人――アンモノイド類が歩んだ3億年

第3部 滅びを超えた物語
第5章 絶滅しなかった海の主――役者は交代するも舞台は続く
第6章 恐竜類の生き残り――絶滅と生存の分水嶺
第7章 私たちへの道―霊長類、現る

おわりに
もっと詳しく知りたい読者のための参考資料
索引(種目)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

60
6600万年前に起きた隕石衝突による大量絶滅。その時どのような生物が繁栄していたか。そして生き残れなかったか。陸、空、海の王者達の様子が詳しく描かれています。どこかユーモラスなイラストが付いていてイメージしやすかったです。2025/07/13

Toshi

31
最近の考古学では、隕石による恐竜の絶滅はもはや自明の理であるようだ。その上で、それぞれの生物に何が起こり、なぜ哺乳類や魚類、あるいは恐竜の子孫である鳥類はこの大絶滅を生き残ったのか、様々な発見・研究から解き明かそうとしていく。著者はサイエンスライターで、各章をそれぞれの分野の専門家による監修を得ながら、とてもわかり易く描かれている。現在上野の国立科学博物館で開催されている「大絶滅展」を合わせて見ると、より楽しめます。2025/12/16

ta_chanko

28
白亜紀末期(6600万年)の巨大隕石の衝突による大量絶滅事件。絶滅した恐竜・翼竜・アンモナイトと、生き延びた哺乳類・鳥類・サメ・オウムガイ。何が明暗を分けたのか。体のサイズ・代謝の程度・食料の種類・繁殖の方法・生息域の広さなど、複雑な要因が重なって明暗が分かれる。何が正解になるか分からないが、環境に適応し生き延びたものが正解となる。今は繁栄を謳歌していても、環境が変われば状況も変わる。人類の繁栄も永遠ではなく、いつか衰退・滅亡して他の種に取って代わられる。2025/07/16

フク

20
#読了 K/Pg境界大絶滅事件で恐竜類、翼竜類、アンモノイド類が滅んだ理由、サメ類、鳥類、哺乳類が生き延びた理由を解き明かしていく。 〈鞏膜輪は、眼球を支える骨であり、その分析によって“集光能力”を推測できる〉 図書館2025/06/15

拓実

15
タイトルに「恐竜」が入っていたのを見て衝動買いした一冊。内容もなかなか面白かった。K/Pg境界において、陸・海・空の3つの舞台で何が起こったのかが書かれている。イラスト付きでイメージしやすかった。第二章はなんと、北大の小林快次先生が監修をされている(他の監修者にも有名な方が多いと思う)。私のまだ知らなかった新しい知識をインプットすることができて非常によかった。2025/08/11

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