内容説明
ベトナムとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろいベトナムの偉人」も役に立つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
34
ベトナムというと、中国、近代ではフランスやアメリカとの闘争のイメージが強いです。歴史的には中国の影響を受ける北部と豊かな穀倉地帯である南部の鬩ぎ合いに、山間部の民が絡んでくるという感じで、歴史が流れていきます。2024/09/07
サアベドラ
31
200ページ弱の平易な文章で一国の歴史を辿るシリーズのベトナム編。2024年刊。著者の専門はベトナムの少数民族。キン族を中心とするベトナムは、古来より北方から中国の、近代以降はフランスやアメリカの支配や干渉を受けつつ、自身もその縦長の国土に反映されている通り発祥の紅河流域から中部のチャンパや南部のメコンデルタへ勢力を伸ばし、カンボジアやタイなどの周辺諸国とインドシナの覇を争ってきた、まさに激動の歴史を持つ。東南アジアの歴史は一国だけでは語れず、常に全体を俯瞰しながら捉えなければいけないから大変。2025/02/07
ジュンジュン
13
「ベトナム戦争はなんとなく知っていても、どうして戦争が起こったのか、それ以前にどんな歴史をもっていたのか、きちんと答えられる人は意外と少ない」(はじめにより)。まさにその一人の僕は冒頭から感動→「南北に細長く伸びた領土の両端に大きな平野(紅河デルタとメコンデルタ)を抱えている事から、二つの籠を吊るした担ぎ籠に例えられる」(12p)。へぇーなるほど、わかりやすい。2026/04/12
Hatann
10
ベトナムの歴史をさらっと素描する。現在のベトナムの領土は、中国政治・文化の影響を受けた北部のキン族による国家が約700年かけて南進して形成されてきた。フランス領インドシナの一部であった時代を経て、現在ではアセアン諸国のひとつとみなされがちであるが、ちょっと前までは中華圏(漢字文化圏)の一部であったともいえる。日本とベトナムの領土面積はほぼ同じであるが、中国の影響を受けながら、それぞれ南へ東へと広げつつ独自の文化を打ちたてたところも似ている。米中のあいだにある国々のひとつとして、連携できるところもあろう。2025/04/06
つっきーよ
6
中国の属国で節度使が置かれていたが、938年中国からの侵略を撃退したことで王を名乗り独立。その後の中国からの侵略にも負けず、モンゴルには3度勝っている。16世紀には貿易中継地点として栄えるも、19世紀末にはフランスの植民地に。世界大戦後は独立のために要塞にいる1万6000人のフランスの精鋭部隊と戦い勝利。その後、ベトナム戦争でアメリカにも勝利し、ベトナムは社会主義国として統一。けれど、西側諸国はおろか中国、ラオス、カンボジアと敵対。友好国はソ連のみだが、そのソ連と手が切れたことで経済の自由化を進める。2026/05/28
-
- 電子書籍
- 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が…
-
- 電子書籍
- 暗殺スキルで異世界最強 ~錬金術と暗殺…
-
- 電子書籍
- カウボーイヤクザ~青年編~「黒い肌のサ…
-
- 電子書籍
- 多聞恵美のうまいもん好っきゃモン!




