内容説明
種が芽を出し、つるが伸びはじめました。スイートピーが巻きつき方を教えますが、できません。このつるは別の植物なのです。いろいろなつる植物が自分のやり方を教えますが、やはりできません。いったい何の植物なのでしょう? つる植物は、巻きついたり吸盤で貼りついたり、それぞれ独自の方法で伸びますが、共通しているのは周りに支えられて生きていること。でも他のつる植物を支えてやることも…なんだか人間みたいですね。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
4
大野八生さんの絵を求めて。つる植物の特性がそれぞれの植物ごとに紹介されて、そうやって巻きついているのか?とかそんなふうにつかまっているのか?とか感心しながら読み進みました。ポツンと落ちていた黒いタネから芽がでてはがでて、つるが伸びていきます。自分が誰かわからないつる。他の植物につかまらせてもらいながらぐんぐん伸びていきます。でも、途中から何のつるかは、咲いた花でわかってしましますが。最後の答えまで、子どもたちが楽しんでくれたらいいな。2025/06/26
kokotwin
2
つる植物がいろいろ出てきて、特徴も書かれていて、それでいて物語って感じだから楽しめる。なんだろうって思いながら読めるのでいい。2025/07/15
たくさん
1
自分が何者なのかを読者とともに考えるというか問いかけながら、ほかのツルの生き物の生態を知って、あっ違うかったねで進んでいくのが面白い切り口です。あっあさがおだったのかい!。という感じのあっさりした落ちも面白かったです。2025/06/08
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