内容説明
中野信子×りんたろー。が語る「美」の実態!
ルッキズムが問題視される一方で、人間の脳は「見た目で人を判断してしまうという」というどうしようもない現実がある--この「取り扱い要注意」のテーマを、科学的な視点から脳科学者・中野信子さんが、そして芸能界屈指の「美容男子」EXITのりんたろー。さんが実体験を交えて語った初の対談本が登場!
残念ながら、「人は見た目」と判断してしまう脳のリアルを科学的に中野さんが解説すると同時に、「美人なのに物理学者」といった女性の外見に対するバイアスへの問題提起、また男性美容を巡る社会の変化など、「美」にまつわる社会の課題や科学的な事実と社会的ルールのズレ、今の時代における「美容」の役割など様々な議題についてをりんたろー。さんと語り尽くします。
「見た目が9割」という科学的リアリティ、そして世界は公平でも平等でもない、というにべもない状況を踏まえた上で、それでもそれぞれの見た目=「手持ちのカード」で、どう生きていくのが賢いのか、そして幸せになれるのかを戦略的に考える一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんメモ(S.U.)
8
脳科学者でありながらバラエティー番組で活躍中の中野信子さんと、美容男子の芸人りんたろー。さんが、「容姿」をテーマに語るという内容、なかなか興味深く読ませていただきました。造作の美しさを追求する「狭義の美容」だけを美容だと思っていたのですが、笑顔とか雰囲気などの見た目を磨く「広義の美容」なるものが存在するということを知り、大変勉強になりました。(狭義の)美人は不幸率が高いらしいですが、広義の美人は幸せになれそうな気がします。対談の書籍化なので仕方ないのかもしれませんが「(笑)」が多すぎるのが気になりました。2025/05/24