内容説明
人間中心主義でやってきた世界は繁栄のなかに滅びが見え始めている。人間中心的な世界認識を改めなけれならない。いまあらためて空海を読み直さなければならないのである。
空海は二つの「頌」を残した。『声字実相義』と『即身成仏義』の核心をただそれだけで語りきってしまった「頌」(「詩」)である。空海の「詩」は、膨大な仏典を読み解いた上で可能になったものだ。『大日経』と『金剛頂経』 の交点、 胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の交点に、空海は自身の信仰の体系にして思想の体系を築いたのだ。胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅を見れば『大日経』と『金剛頂経』の異なることは明らかである。空海は異なる経典を統合してみせる。生涯を通して宇宙の根源にして意識の根源、さらには身体の根源に位置づけられる「法身」を求め続けた。
「空」の無限と「海」の無限、精神の無限と物質の無限、その融合。無限が一つに交わるところ、その二つの無限の間で人間は何を考え、どのように生きるのか。
空海は偉大な宗教家であった。それ以上に偉大な文学者であった。空海の宗教は空海の文学のなかにすっぽりと包み込まれる。
空海は生涯を通して、宇宙そのものである一冊の書物を書き続けていた。
あらゆるものが生まれ出てくる根源への尽きない想い。根源の場所に立つことで表現の未来がひらかれる。
空海の全貌がわかる記念碑的大著。空海とは何者なのか――日本思想史最大のオリジネーター・空海の思想に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いぬたち
3
空海という人物や彼の考え等を解説した本。著者自身も心掛けている通り読みやすいようには書かれているんだが途中から哲学的な要素も多く含まれてきて理解するには相当難易度が高い。空海をもっと知りたいという勇者は挑んでいい本かもしれない…2025/08/21
taco
1
ほとんど理解が追いつかなかったが、様々な情報から空海を描き、ところどころで気づきがあり、朧気ながら、全体像を感じることができた。 なんとか最後までたどり着いた。2025/12/07
takao
1
ふむ2025/07/06
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/6b7b8a22-032e-46af-a349-7693df18fd5c 2025/06/17
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