内容説明
阿修羅像の寺で知られる奈良の興福寺の元貫首の著者が教える「唯識」の入門書。複雑で難しい唯識哲学を諸仏典や諸文芸などでイメージを呼び起こしながら理解を深めていく、初めて唯識を学ぶ人にも無理なくついてこれる1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shin_ash
3
時々聞く阿頼耶識とはなんぞ?と思っていたが、日経の書評で見かけて良さそうだと思って手に取った。宗教的な教義ではなく、心を捉える考え方であれば、なんとなく最近の認知科学で言われていることと重なってくるのではないか?と期待して読んでみた。宗教的に適切な理解かどうかはわからないが、難解そうな概念は認知科学を予備知識としてイメージすると理解できた様な気になる。意外にも阿頼耶識の存在は大きなものだったが、これはある意味で身体性と捉えればなんとなくでも納得できる気がする。また、意識と阿頼耶識の間に自我に相当する第七織2025/08/04
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/947f4fda-ca78-4514-8a44-4bff44f26578 2025/07/01
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2025年6月初版。NHKラジオ第二「宗教の時間」で2022年4月~23年3月に放送された「唯識 心の深層をさぐる」のガイドブックに、加筆・修正したもの。『唯識』とは法相宗の教義で、著作は興福寺元貫首の方でした。一般教養として読むには難しすぎました。2025/07/29