内容説明
十年近く専業主婦だった八重樫靖羽は40路を前にして、尊敬する年上のキャリア女性から公益財団法人で働かないかと誘われ、新たな環境に思い切って飛び込むことに。しかし慣れない仕事で失敗の連続。これまで自分を中心に回っていた家庭や、その周囲にも思いがけないトラブルが巻き起こる。だが、小学校6年生の次女が「チョコレート」を自由研究のテーマにしたことから、チョコの歴史や製造工程を知って仕事や人間関係のアイデアを得たり、美味しいチョコを一緒に食べて励まされたりして、前に進もうと奮闘していく。海外のさまざまな子育て事情にも興味を持ち、合理的でフラットな考え方をもつ靖羽の目を通じて、仕事をすることで女性が抱える悩みを描きつつ、多様な価値観を描く勇気をもらえる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
137
『チョコレート』を食べて、美味しいな!と思う瞬間、ほっとする!そんな瞬間に”起点・きっかけ”を得る人たちの姿が描かれていくこの作品。そこには、『チョコレート』にフォーカスしたほっこりとした物語が〈序章〉と〈終章〉に挟まれた5つの短編が連作短編を構成する中に描かれていました。『チョコレート』という”食”の魅力に抗し難いものを感じるこの作品。『公益財団法人』の”お仕事小説”としての側面も持つこの作品。読み進めれば読み進めるほどに、『チョコレート』が無性に食べたくなってもしまう、とっても『美味しい』物語でした。2025/05/23
たるき( ´ ▽ ` )ノ
38
チョコの魅力が詰まった本で、ほんのり幸せな気持ちになった。こんなにチョコについて深く考えたことはなかったし、チョコの存在も軽く捉えていたので、新鮮で面白かったな。2025/12/07
坂城 弥生
36
チョコレート雑学と、温かい人間関係が堪能できるお話でした。2025/09/04
えみちゃん
23
最近お気に入りの《角川ごちそう文庫》初読みの作家さん。美しい表紙とタイトルに惹かれ手に取りました。専業主婦だった靖羽(やすは)は40歳を目前にして財団で働くことになります。家族は応援してくれるが現実はそれほど甘くはない。思春期の娘の悩みにいかに寄り添うか、娘のお受験に身内の介護問題などなどどこにでもある問題に突き当たったときにいかに対処したらよいのか。すべてを深刻に受け止めないで靖羽のように「そうきたか」と「受け」はするけど「受け止めない」ようにしたいですね。「人は人、自分は自分。育ってきた土壌が異なる2025/06/13
み
20
さくさくと♪お話しとはいえ、上手くいきすぎな感じもありますが、温かい空気に加え、ふ〜むと思ったり。美味しいチョコをゲットしましょ^ ^2025/08/23
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