内容説明
政治学・社会学・経済学などの社会科学で欠かせない「リサーチ・トライアングル」という思考の型を、初学者にもわかりやすく解説する入門書。これを読めば文献読解から研究発表、討論の運営、論文作成まで、学問のスキルを効率よく習得できる。さまざまな分野に応用できる論理思考術で、複雑な問題を解決できる力を身につけよう。
目次
まえがき
本書の見取り図
パートI 基礎編 社会科学には設計図がある
第1章 「謎解き」の設計図を理解しよう
1 社会科学は謎を解くのが使命
2 リサーチ・トライアングルが基本
3 まとめ
第2章 リサーチ・トライアングルとは何か
1 詳しい全体図
2 リサーチ・クエスチョンと文脈
3 「正解」と「対抗する答え」の条件
4 論理一貫性が必要
5 分析で証明する
6 四タイプのリサーチ・トライアングル
7 まとめ
第3章 「謎解き」の例
1 因果研究の例
2 政策研究の例
3 属性・概念研究の例
4 評価研究の例
5 まとめ
パートII 応用編 設計図を活用しよう
第4章 文献を読んで理解する
1 文献目録を作る
2 文献アイテムの構造を把握する
3 文献の全体像を把握する
4 まとめ
第5章 自分の考えをまとめて口頭発表する
1 自分の考えを明確にする
2 自分の考えを発表する
3 まとめ
第6章 建設的コメントをし,討論を運営する
1 他者の発表に建設的なコメントをする
2 討論を運営する
3 まとめ
第7章 論文を書く
1 三種類の論文
2 小論文の書き方
3 ゼミ論文の書き方――論争参加型のススメ
4 卒業論文の書き方
5 論文作成をプロジェクトとして捉えよう
6 まとめ
本書のまとめ
社会科学の基本を知るための付録
1 用語解説
2 因果分析の基礎知識
3 概念分析の基礎知識
4 文献案内
あとがき
索 引
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