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内容説明
企業が投資家から評価され,中長期的な成長を実現するための切り札として「コーポレートガバナンス」重視の流れが世界的に強まっている.この概念はどのように生まれたのか,各国でどのような規律が行われているかなどを概説しながら,「コーポレートガバナンスの本質」を明確にし,ビジネスに必須の知識を提供する.
目次
まえがき
第一章 混迷する「コーポレートガバナンス」論
第二章 コーポレートガバナンスの目的と企業価値
第三章 「良い」コーポレートガバナンスとはどのようなものなのか
第四章 コーポレートガバナンスのための「仕組み」
第五章 コーポレートガバナンス改革の歴史
第六章 「器」としての企業統治機構の設計――米英独仏の場合
第七章 「器」としての企業統治機構の設計――日本の場合
第八章 コーポレートガバナンスの現在地とその行方
主な参考文献
あとがき
用語リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
14
さすが日本トップレベルの企業法務弁護士。かなりハイレベルな内容ですが、一般向け入門書だそうです(笑)特に第2章の企業価値の記述は難しい。昔、江頭先生の基本書を通読しようとして挫折したときの記憶が蘇ってきます(汗)とはいえ、経営者、企業法務関係者には勉強になる内容。伊藤邦雄一橋大学名誉教授のことがお好きなようですね。ROEとESGをマリアージュさせた「ROESG経営」がこれからの資本主義社会における有力な選択肢になると。どうでもいいことですが、p84に誤記発見。「ついて」でなく「次いで」でしょう。2025/08/11
呑司 ゛クリケット“苅岡
3
令和7年にも昭和23年に出来た政治資金規正法が改正された。泥棒が集まってお前の方が多く取った、そっちの方が多いだろと議論しているが、その決着は永遠につかない。税金を扱う輩がこの調子なのだから、ジャニーズや吉本興業がどこまでコーポレート・ガバナンスをやって行けるのかフジテレビがスケープゴートになっただけかもしれない。アクティビストや女性の活躍を期待したいところだ。2025/08/26
ちくわ
3
コーポレートガバナンスの領域の第1線で活躍する著者によるコーポレートガバナンスの入門書。新書なのでお手軽に読める書籍になっているのかと思って読んでみたが、かなり骨太の書籍という印象。内容としては、コーポレートガバナンスとはという部分から、各国の制度比較まで記載されており、コーポレートガバナンスを学ぶにあたっての概略が詳細に新書サイズの中で書かれている。有識者の見解などもうまく整理されており、読みごたえがある。入門編としてはおすすめだし、相応の問題意識を持った人が読んでも得られるものはあると思う。2025/08/13
sk
3
会社法だけでなく経営の話も2025/07/18
Googoler777
3
敵対的買収とアクティビストに続く企業法務の第一人者によるコーポレートガバナンスの振り返り。筆者の思いより第三者として一歩引いた目線で、各国の比較検討をしながらも、歴史的経緯を踏まえた考察を加えて、今後の動向を考えようとする一冊。これから役員に就任する人や機関設計を考える際に最初に読んでおきたい本。2025/06/15
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