ちくま文庫<br> 新版 知的創造のヒント

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ちくま文庫
新版 知的創造のヒント

  • 著者名:外山滋比古【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2025/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480440020

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内容説明

『思考の整理学』の原点となった主著。「独創的なアイディアは自分からは出てこない」と諦めていませんか? 日々の思考トレーニングでユニークな発想は生み出せます。本書では著者の経験を踏まえ、個性的な思考を発揮する方法、忘却の効用、雑談のすすめ、メモの是非、本の読み方まで、すぐに実践できる知的トレーニングを案内します。新版に際し、東大生・京大生の疑問に答える特別講義を増補。

目次

序  啄の機/1 忘却のさまざま/忘却恐怖/先立つ忘却/カタルシス/自由/2 自力と他力/グライダー効果/思考の木/カクテル/酒造り/アナロジー/比喩的/3 着想/「妙想はどこから生まれるか」/着想は奇襲する/種子を寝かせる/セレンディピティー/4 比喩/大きな犬/綽名の創造性/創造的比喩/朝飯前/5 すばらしきかな雑談/月光会の華麗なる談笑/雑談の効用/「手前」封じ/コモンセンス/6 出家的/空気/執着と遊び/出家的状況/言葉の出家/日本語の泣き所/7 あえて読みさす/中絶癖/影響/本と付き合う三つの態度/脱線のすすめ/8 書くスタイル/ステージ・フライト/タイミング/原稿の設計/煉瓦と豆腐/書き方のスタイル/スタイルの二重性格/9 酒を造る/論文というもの/テーマ/素材・ⅹ酵素・時間/新しい酒/10 メモ/ノート取り/頭の中のメモ/備忘録かアイディア・メモか/通しナンバー・システム/11 ノート/少なめに/精神の履歴書/ノート選び/メタ・メタ・ノート/見出しづけ/ふるい/12 頭の中の料理法/料理の楽しさ/カクテル文化/ヴァリエーションの創造/補色の原理/エディターシップ/知的料理人になる/あとがき/特別講義 先生に聞きたかったこと 若いあなたへ伝えたかったこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Janjelijohn

13
新しいアイデアを生み出すにはどうすればいいか。心構えだけでなく、技術的な面でも解説してくれている。アイデアを生みだす過程を酒造りで例えるところがわかりやすい。その他、驚いたのは心が動かされた本を最後まで読まず、あえて途中でやめるという方法。結末は読者が想像して楽しむことを推奨しているが、もったいなくてできないな。ケチはアイデア生み出しづらいのか。2025/04/13

さんしょう

1
知識を詰め込むのではなく、適度に忘れて、思いついたことは時間を置いて発酵させることが重要。入れるためには忘れて出す必要がある。覚えたことを忘れることはやはり怖いが、忘れてしまうようなことは重要ではないと割り切ってしまい、自由な思考ができるスペースを作りたい。刺戟がアイディアのきっかけになるとはいえ、雑談する人を集めるのは難しい。2025/03/30

Go Extreme

1
忘却:記憶過負荷 知識整理 情報選択 健康影響 ストレス軽減 睡眠の役割 教育制度改革 記憶バランス 知識のゴミ出し 創造:着想促進 創造思考 比喩の活用 自由思考 散歩と発想 観察と分析 メモの活用 思考の整理 固定観念打破 インスピレーション 自力と他力:独立思考 他者支援 知識交換 教育実践 ディスカッション 共同作業 発想の相互作用 自己表現 知的対話 直感的理解 教育と創造性:学習方法改革 批判的思考 自発的学習 知識活用 教育制度批判 記憶重視問題 学びの自由 学習と忘却 知的成長 知識の期限2025/03/16

ちゃすくん

0
内容的には思考の整理学とほとんど被っているため、そちらが刺さらなかったなら読まなくて良さそう。比喩表現が言語の習得過程で常に実践されているという指摘は、悔しいことに自分では気づけていなかったので読んでよかった。だから、擦られたような比喩に嫌気がさすのと同時に、新鮮なレトリックには喝采を送りたくなるんだなと。命名の過程であって、発明の過程を目の当たりにしていた驚きなのだ!!2025/02/12

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