統一教会・現役二世信者たちの声―壁の向こうの言葉を聴く―

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統一教会・現役二世信者たちの声―壁の向こうの言葉を聴く―

  • 著者名:瓜生崇【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 法藏館(2025/05発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784831857293

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内容説明

高額献金の問題、銃撃事件の衝撃。旧統一教会の教団改革を望み声を上げ続けてきた二世信者たちがいる。解散命令という節目に、教団と世間との狭間で揺れる9人の現役二世信者が初めて明かす「ほんとうの声」を収めた渾身の一冊。

目次

第1章 壁の向こうの言葉
第2章 二世信者たちの声
1.アカリさん(20代・祝福二世)
銃撃事件があってから、「こういうのを恨んでた」って口にする二世が多くなって。
2.ミユキさん(30代・祝福二世)
何で自分はこの教会にいるの? いなくてもいいのに、いることを選択した自分ってなんだろう。
3.ナミさん(20代・信仰二世)
私たちは間違って生まれたの? 生まれてくること自体が悪なのか。
4.サトルさん(40代・祝福三世)
自分の中にも宗教への怖さとか嫌悪感があったんです。だから教会にも通わなくなりました。
5.トモキさん(30代・祝福二世)
拉致監禁した人たちを悪魔だとは思っていないです。でも監禁された母にとっては悪魔ですよ。
6.トモカさん(20代・信仰二世)
やばい、私そこの信徒なんだけどなー。すみません、この料理信徒が出してるんですけどー。
7.ゴロウさん(20代・祝福二世)
祈れば全て解決する、とか。でも信じても変わらないこともありますよね。
8.ユウヤさん(20代・祝福二世)
変われなかったらなくなるな。なんとかして変えてみせるって思っています。
第3章 統一教会は変わることができるのか
1.小嶌希晶氏(「信者の人権を守る二世の会」代表)
私は教団を含む誰の代弁もしない。自分の言葉で、自分の責任で発信する。
2.勅使河原秀行氏(家庭連合 教団改革推進本部長)
あの頃は朝アパートを出ると毎日テレビカメラが2台ぐらいは外に来ていました。
3.山口広氏(弁護士・全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人)
自分が自分の感覚として、これが納得できるかなということを常に思ってほしい。
私たちはどうすべきか(あとがき)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAN

11
二世信徒たちのリアルな声が著者とのインタビュー形式でまとめられている。特に一世の親世代が知るべき貴重な二世の姿がある。最後に教会側と反対弁護士の双方のインタビューが紹介される。双方の言い分を公平に取り上げることが難しい今の雰囲気(圧倒的な教団は解散させるべき反社会的団体、といった世論)の中で、著者も葛藤を抱えつつ出版してくれたことの意義は大きいと思います。2025/05/28

鹿野苑

8
3月末、旧統一教会=世界平和統一家庭連合に対して、高額献金や霊感商法などの問題を理由に解散命令が出た。安倍元首相の事件以来、報道でやSNSで目にする情報は統一教会が悪でそれを根絶しなければならないという論調だったと認識している。 元二世信者からも教団を批判する声が多くあがっていた。この本は逆に今も信仰を持って教団内にいる現役二世信者たちのリアルなインタビューとなっている。 2025/05/24

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