集英社新書<br> 東大生はなぜコンサルを目指すのか

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集英社新書
東大生はなぜコンサルを目指すのか

  • 著者名:レジー【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 集英社(2025/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087213652

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内容説明

東大生の就職人気ランキング上位をいつのまにか独占するようになった「コンサル」。この状況の背景にある時代の流れとは? 「転職でキャリアアップ」「ポータブルスキルを身につけろ」そんな勇ましい言葉の裏側に見えてきたのは、「仕事で成長」を課せられて不安を募らせるビジネスパーソンたちの姿だった。時代の空気を鋭く切り取った『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』の著者が、我々が本当に向き合うべき成長とは何なのかを鮮やかに描き出す。圧倒的な努力や成長への強迫観念に追い立てられている人たちのための一冊。

目次

はじめに
第一章 成長に魅せられ、振り回される人たち
第二章 成長に囚われた時代のカラクリ
第三章 「成長」と「コンサル」 東大生はなぜコンサルを目指すのか?
第四章 コンサルタントたちの本音
第五章 「成長」文脈で読み解くポップカルチャー
第六章 成長をめぐる不都合な真実
第七章 成長に囚われずに、成長と生きる
おわりに
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

133
若者は「成長したい」のだと言う、それは「安定したい」からなんだと。「なぜ成長したいのか」「成長とは何か」は深掘りされない。成長も安定も、経済力やスキルと同じように「手段」に過ぎないらしい。そして、手っ取り早く成長させてくれるのがコンサルだと。私には全く理解できない一冊だった。処世訓のような言葉が次々に登場するが、多くが他人の書籍からの引用。自らリスクを負わず、高みに立って理想論を振りかざし、上から目線で踏ん反り返っているコンサルの人たちと数多く接してきたが、本書のスタンスも、正に、それと同じ臭いがする。2025/07/12

あすなろ@no book, no life.

101
積読本より。以前書店で購入してあった本でなかなか興味惹かれる読み物だった。成長出来ますか?成長したい!という時代、即ち現代の若手ビジネスパーソンの描写が主かと。そこに人気あるコンサル会社が要は様々な要素からマッチしているとはなるほどな、と思った。現代ビジネスパーソン評として気楽に読める・知れる一冊。また、加えて今後として、氷河期世代から見たこれらの批評やラストのこれからの人気職種予想が書かれていて、その両方共に全く同じ事を最近感じていたので思わず笑ってしまったのである。2025/12/14

榊原 香織

84
コンサル、てトレンディなのか2025/08/28

読特

60
今をときめく業種の実態は金だけ高い人材派遣。クライアントに仕える下僕に過ぎない職業が、就職したいランキングの上位を埋め尽くす。なぜにそんなに人気があるのか?…終身雇用が崩れ、守ってくれない会社。将来不安を解消するキーワードは”成長”。「成長に囚われろ!」と叫んだのは実業家でもあるサッカー選手。世に蔓延する「成長教」。それさえ目指せば本当に先々安泰なのか?…コンサルの心得「MECE]「結論から先に」「3つあります」。数年経てばお笑いのネタになるかも。社会は常に変わっていく。変化することこそが”成長”である。2025/11/06

なっく

25
東大生が官僚ではなくコンサルを目指すことに我が国の将来を憂えてしまったが、このタイトルは人の目を惹くためだけのものであり、書かれているのは「仕事とは?キャリアとは?」といった地道な内容であった。つらいけど会社に従いていけば自分も成長できた昭和と違って、いろいろ考えなくちゃいけない現代は大変な感じもするが、逆に自分をしっかり持って努力すれば、十分幸せに生きていけることが示唆されている。2025/09/28

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