内容説明
内海義行のもとに、服役中の川口から会いたいと手紙が届いた。一緒にいくつもの仕事をやった川口が、大矢興業の社長・矢沢を切りつけ刑務所に入って五年。出所まであと二年だった。しかし、会いに行こうとした矢先に川口が急死する。川口は、最期に何を伝えたかったのか……。遺された女たち。甦る過去。男のこだわりが、信義が、体に熱く流れ込む、北方謙三ハードボイルドの名作。（解説・小梛治宣）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KOSUKE_books
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高校時代、ハードボイルドにめちゃくちゃハマってた時期があった。店頭に並んでるのをみて、あの時の熱を感じたいと思い手にとった。 感情の起伏は少ないけど、かつての仲間への使命感に燃えたぎり、大胆に行動していく主人公の造形はもうハードボイルドど真ん中ストレート。これよこれ！と思いながら読んだ。 ただ、ストーリーはめちゃ面白かったのに、あの頃のような没入感を得られなかった。何でやろうな…2025/06/08
