しおりのカチューシャ

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しおりのカチューシャ

  • ISBN:9784834088557

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内容説明

しおりは自分の気持ちをはっきり言葉にして友だちに伝えるのがちょっと苦手な小学4年生の女の子。1年生のときから憧れている神田くんと同じクラスになっても、やっぱり自分から声をかけることはできません。そんなある日、しおりは児童会長のまゆかさんがつけていたカチューシャを見つけ、色違いのものを買う決心をします。お手伝いをしてもらうお小遣いでようやくそれを手に入れたしおりは、新たな一歩を踏み出します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moco

2
【小2】しおり、気に入ったカチューシャかえてよかったね。気に入ったものは、なくしたくないし、汚したくないから、たぶんしおりは使うのもやめたんだと思う。 予想だけど。当たらなくてもおかしくない。 だって、よそうは、反対から読むと、「うそよ」だもの。2025/07/05

鳩羽

2
四年生のしおりは、クラスメイトの風太に一年生のときに助けてもらったことから憧れている。風太の姉は児童会長で、色違いのカチューシャを身につけて遠足に行きたいと、しおりはお小遣いを貯め始めるが、年の離れた妹に駄菓子を買ってやったり、友達付き合いのためになかなか目標額まで貯まらず…。ですます調のせいか、道徳の教科書のようなきちんとしたお話の雰囲気。誰かの真似ではなく、誰かへの忖度ではなく、自分の楽しみや自分の意思で選択ができるようになり、しおりの年齢に相応しい課題と達成だったように思われる。2025/06/16

菱沼

1
優しく、素直に胸に落ちる物語。しおりのような子はたくさんいる。そのまま大人になる人もいる。そういう人の何割かは「他の人はどうして私を気遣ってくれないのか」と思い、何割かは「どうして私はこうなんだ。全部自分が悪い」と思う。そんなふうに歪んで固まってしまうまえに、周囲を見て自分で考え、しおりのように15度ずつくらい方向転換していければいい、と思う。小学四年生。大人になる前にちょっとだけ、最初の段差があるころだ。しかし、四年生からシュシュやカチューシャOKって、そういう決まりの小学校もあるのか。2025/07/08

芦屋和音

0
小4のしおりは、憧れのまゆかさんがつけるカチューシャの色違いを買うためにお小遣いを貯め始めるが……。なかなか自分の気持ちを言えないもどかしさ、お金を貯めるために奮闘する様子、どうしても自分のお金で買いたい気持ち。主人公の気持ちの流れが一気に押し寄せてきて非常に良かった。まさかの中学年向けで泣くとは。超オススメ◎2025/09/06

知恵美

0
小2 しおりちゃんという女の子がしゅ人こうです。その子は4年生でまゆかさんがつけているカチューシャをかいたい気もちでいっぱいでした。しおりちゃんは水えいをならっていてせん手コースに入っています。バカとかダメなことばづかいがありますが、ないようはとてもおもしろいです。2025/07/27

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