制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years

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制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years

  • 著者名:宮台真司【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • ベストセラーズ(2025/05発売)
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  • ISBN:9784584140000

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内容説明

日本で一番、不適切な社会学者、あの”宮台真司”が帰ってきた!

当時の文章に、当事者座談会、若手社会学者による批判、作家の鈴木涼美さん・社会学者の上野千鶴子さんとの鼎談、さらに宮台真司が大幅に加筆 修正し、書下ろしを多数加えた『制服少女たちの選択』復刻・増補新版。

彼が誰に向けて、何を語り、何を語らなかったか。あの時、私たちは何を選び、何を選ばなかったか。いま、私たちは何を選ぼうとし、何を選び損ねているのか、あらためて、世に問いかけます。

目次

『制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years』まえがき 新しい『制服少女たちの選択』のために
『制服少女たちの選択』1994年単行本版まえがき 私たちは何が「問題」なのかを発見するところからはじめなければならないらしい
第Ⅰ部 制服少女がパンツを売る理由
第一章 パンツを売ってどこが悪いの?
第二章 団塊の親たちの無残な失敗
第三章 鏡としての「パンツ売り」
第四章 少女は郊外で浮遊する
第五章 「女子高生」というブランド
第Ⅱ部 コミュニケーションの進化史
第六章 新人類とオタクとは何だったのか
第七章 無神論者たちの宗教ブーム
第八章 社会は「島宇宙化」する
『制服少女たちの選択』1994年単行本版あとがき 選択可能性こそが伝達可能なのではないか
第Ⅲ部 選択の後、彼女たちの今
元援交少女座談会『制服少女たちの選択 After 10 Years』2006年文庫版 中山美里×大泉りか×山崎優子×宮台真司 大人になった制服少女たちー「記憶の中の”あの日々”」
新旧研究者対談『制服少女たちの選択 After 10 Years』2006年文庫版 園田浩二×宮台真司 何が問われ、何が問われなかったのか
『制服少女たちの選択 After 10 Years』2006年文庫版解説 中森明夫 宮台真司の”転向”
『制服少女たちの選択 After 10 Years』2006年文庫版あとがき 現実はもうダメ。でも、断念された夢を語れた。
『サブカルチャー神話解体』2007年版文庫版あとがき 「何ゆえ自分はこうも過剰に空回りするのか」
『サブカルチャー神話解体』2007年版文庫版解説 上野千鶴子 宮台真司はどこへ行く?
『往復書簡 限界から始まる』2022年刊行記念鼎談 上野千鶴子×鈴木涼美×宮台真司「制服少女たちのその後」を語る
『制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years』解説 鈴木涼美 されど愛しき元制服少女の選択
『制服少女たちの選択 完全版 After 30 Years』あとがき たかが「社会」の終わり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道楽モン

56
1994年刊行の『制服少女たちの選択』によって宮台真司は、時代の寵児となった。損得勘定と教条主義に支配された日本社会の劣化こそがブルセラや援交を生み出した根源であり、女子高生たちの選択は生きる為の処方箋として当然であると喝破。リサーチ結果を読み解く社会学を基本に、現場への取材を重ね、旧世代の建前や価値観を、ついでに西部邁をもなぎ倒していったのだ。……その30年後の落とし前が完全版である本書。原本に追加(After10yearsの河出文庫版に更に追加)された対談や解説によって時代を総括。主張はブレてない。2025/07/07

kenitirokikuti

9
図書館にて。東大の社会学ってどうなのか、という思いが強く、何回か読み返した。私は吉本隆明と小室直樹の門下の著作に間接的な影響を受けているので。2006年文庫版から〈第三の理由は、これはやや個人的なんですが、僕自身が、学生の 時代の特に前半は革命を目指していて、そこから挫折して、一時ロマンチシズムの行き先を「政」から「性」へのシフトさせるんですね〉〈吉本隆明が性(対幻想)から政治(共同幻想)が文化したと言っています。八〇年代後半の僕は、あとから振り返ると病的に性に耽溺していたんです。〉2025/06/27

元気伊勢子

8
初めて宮台氏の本を読んだ。ボリュームたっぷりな本であった。巻末の上野千鶴子氏、鈴木涼美氏の対談で愛されるよりも愛することの方が重要という言葉は非常に重みがある。2025/06/21

なつのおすすめあにめ

6
私は1990年生まれ。九〇年代は「阪神・淡路大震災」「地下鉄サリン」『エヴァンゲリオン』「酒鬼薔薇聖斗」など『ノストラダムスの大予言』に向けて世紀末ムードで日本が暗くなっていたが、宮台真司はそんな中「制服少女たちの選択」に「まったり革命」を見出し、「少女たちは傷つかない」と宣言し時代を代表する知識人となった。しかし、制服少女たちはメンヘラ化してしまい、宮台は後に一部主張を撤回する事となったわけだが、では2025年のこの令和に、この本を読む事は無駄なのか。そんなことはない。歴史的価値を持つ資料として読んだ。2025/05/28

Go Extreme

4
https://claude.ai/public/artifacts/e4f1e26a-3449-4e36-9306-15f0b3649cb02025/06/19

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