講談社現代新書<br> 移動と階級

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講談社現代新書
移動と階級

  • 著者名:伊藤将人【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2025/05発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
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  • ISBN:9784065397343

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内容説明

この世界には「移動できる人」と「移動できない人」がいる。

日本人は移動しなくなったのか?
人生は移動距離で決まるのか?
なぜ「移動格差」が生まれているのか?

通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機……
日常生活から地球規模の大問題まで、移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉
独自調査データと豊富な研究蓄積から「移動階級社会」の実態に迫る!

【本書のおもな内容】
●「移動は成功をもたらす」は本当なのか?
●半数弱は「自由に移動できない人間」だと思っている
●5人に1人は移動の自由さに満足していない
●3人に1人が他人の移動を「羨ましい」と思っている
●移動は「無駄な時間」なのか?
●移動は誰のものか?――ジェンダー不平等という問題
●格差解消に向けた「5つの方策」とは?……ほか

【目次】
第1章 移動とは何か?
第2章 知られざる「移動格差」の実態
第3章 移動をめぐる「7つの論点」
第4章 格差解消に向けた「5つの観点と方策」
「移動」をもっと考えるためのブックリスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

163
民主主義国家では自由に移動する権利が保証されているが、現実には収入や居住地域、ジェンダーに年齢などの要因で移動格差が生じている。これが各人の経済、教育、体験格差に直結し、自由に移動できるエリートと移動が困難なその他という階層化を促す要因となった事実をデータから実証する。これに戦争や異常気象、貧困による難民も加えれば移動量は膨大になり、全てを受け入れるのは無理だ。そんな現実を肌で感じるからこそ、世界は著者が提唱する金も時間もかかるリベラルな対応策よりも、単純な排外主義を打ち出すトランプや極右に流れるのでは。2025/09/29

ehirano1

122
「移動」というものを社会学的視点で眺めて考えてみると、まあいろいろな事柄と関係があるわあるわで、最終的には「格差」に直結しているという深刻な問題を白日の下に晒すことに成功したようです。2025/10/28

ねこ

95
ちょっと興味が惹かれるタイトルで読んでみた。移動資本なる聞き慣れない言葉があった。「過去の移動経験の蓄積」…まー、旅慣れるって事ね。日本の1/3の人は移動の不自由を抱えている。高齢の家族が居たりペットが居たり膝や腰が痛かったり貧困であったり…割合多いなと感じた。そして、「行きたい場所にいつでも行けますか?」また「自分の移動を自分で決めて実行できますか?」の問いに「できる」と答えた人もそれは意外に不安定な当たり前であることを知ってほしいとありました。そうだなぁ。できるうちに行きたい所に行こうと思い知りました2025/07/31

うえぽん

49
社会学の観点から移動格差の実態を紹介し、解消に向けた方策も論じた書。まず、観光旅行、海外渡航や転居について、所得階層や性別の違いで生じている格差に光を当てている。移動をめぐる論点として、コロナ禍の影響、移動と成功の関係、移動の権利・自由の重要性、ジェンダーや気候変動との関係等を扱う。そもそもあらゆる移動格差は解消すべきものなのか、という点が躓き要因となったが、実際には多くの政策課題に関連することから、一つの見方としては参考にできる。地域間や世代間の移動手段の差が目立ってきており、未来志向の議論を望みたい。2026/09/30

なかしー

47
新たな視座を得られるめっちゃ良い本。また再読したい本。 移動格差(モビリティーギャップ)について社会学でその問題を解きほぐす入門&導入書。さすが講談社現代新書と言える特定ジャンルへの導入部分という1番入りづらい部分をエスコートしてくれる作品。 もっと個別具体なイシュー別でより、詳細を知りたい方は巻末のブックリストがあるので参照されたい。2026/05/03

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