内容説明
『無駄花』で鮮烈デビューをした著者による、新たなる代表作!
18歳を迎えた加藤弘明は、日本のどこにでもあるような地方都市で、鬱屈した日々を送っていた。学歴もない。将来も、地元の工場や全国チェーン店で働き詰めることしか浮かばないような人生に、ひとつの希望が降ってきた。それはヒップホップという、未知の音楽、いや、体験だった――。
地方で懸命に生きる若者たちが、一度きりしかない青春と、大きな挫折を経て、己の人生をつかむまでを描いた、傑作青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
27
★★★✮☆地元の駅が無人駅というどうしょうもないド田舎の町でヒップホップでのし上がろうとする若者たちを描いた切なくも虚しい物語。小説の仕事として一度しか生きられない人生の代わりに別の人生を体験させてくれる役割があると思うんだけど、その事を強く感じた一冊。自分ももしかしたら生まれ育った町から出ないで一生を過ごす人生があったかも知れない。一度は成功を掴みかけるが仲間の一人が薬で捕まりグループはバラバラになっていく。バカだよ、クスリなんかやるなよ。このラストには少しは救いがあるのかな?2025/09/09
kintel
2
「無駄花」から5年。待ち続けた2作目は、読み終えるのにとても時間がかかってしまった。前作で受けた衝撃は影を潜め、片田舎の売れないヒップホップで人生のブレイクスルーを狙う若者たちの日常描写に新鮮味はなく、物語も動かず、非常に苦しかった。2025/08/09
arnie ozawa
1
ゴミがゴミじゃないふりをしてでも結局はゴミだった、最後にゴミのままなのか、ゴミでなくなるのかの選択をしようとする、という話。ヒップホップのこういう面がないとは言わないけれどこれがヒップホップだとは言わせねーよ。2025/08/04
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