内容説明
近代哲学は懐疑論を克服できたのか? カント、オースティン、ムーア、カルナップ、クワインらの解答を吟味、未だ解決されぬ側面を明らかにし、知の根拠を揺るがす問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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哲学的懐疑論の意義 外界についての知識 本当の脅威 夢の懐疑 デカルトの懐疑 感覚知識の信頼性 現実と夢の区別不能性 日常言語と懐疑論 オースティンの反懐疑論 ムーアの反論 外界の証明 常識の擁護 ここに私の手がある カントの超越論的観念論 経験的実在論 物自体は不可知 経験の成立条件 アプリオリな知識 自然主義的認識論 クワイン 知識の自然化 カルナップ 検証可能性原理 擬似問題 懐疑論の完全論破の困難さ 懐疑論の問いの重要性 知識の基盤を問い直す 認識の限界2025/04/19