内容説明
日本政治の様相が激変した。与野党の構図だけでなく、陰謀論やデマがSNSで拡散され、民主主義が脅かされている。重大問題をいくつも抱える日本政治の行く末は? 希望は見えるのか? 政治最前線に立つ参議院議員と、「日刊ゲンダイ」第一編集局長が追求する。地球規模の課題などをめぐる異色鼎談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
辻元参議院議員と「日刊ゲンダイ」第一編集局長小塚かおるが、民主主義を危うくする政治問題の核心を衝く討論を繰り広げる1冊。衝撃だった24年7月の東京都知事選挙の結果と辻本氏が吐いた弱音の真相。彼女のこれまでと政治の原点を振り返りつつ政治の女性参加、世襲、献金などを取り上げたり、五箇公一との鼎談で少子化問題、古谷経衡との鼎談でSNSが起した選挙の地殻変動を話し合っていて、特に石丸現象と玉木現象、斎藤現象の違いやそれが起きた背景についても解説していて、思っていた以上に難しい状況になってきているのを痛感しました。2025/06/15
みじんこ
5
もう古くなったのかな、は自分も報道で見た。『女性議員は「変な女」なのか』と共通する話もあり。五箇氏の生態系からの視点は面白く、実に壮大だった。古谷氏の石丸・玉木・斎藤現象のそれぞれの違いとSNS時代の鼎談は頷ける分析だった。全体的に安倍政権時代には批判的だが、メディアと政治に関する部分の話は古舘氏も民主党政権時代でも大臣クラスからクレームがあったことを証言していたので、結局権力者は皆同じことをするのではないかと思う。陰謀論や極端な主張にふれることなく、地道に王道を行く姿勢は今まさに求められていると思った。2025/06/14
gokuri
4
2025年7月の参議選挙を前に、政治や選挙について、なにがおこってきているのか考えつつ読書。 辻本氏、小塚氏ともかなり真剣に、政治に対する国民反応、行動、選挙について議論している。 SNSを利用した選挙をはじめ、若者の動き、オールド?メディアや既成政党のとまどい、ポピュリズム的な風潮など、日本もかわりつつあるのだろうか。 個人的には、長文のしっかりとした活字をよまなくなった国民が、SNSのワンフレーズに流される社会に、警告を発する役目をオールドメディアに期待するしかないのか?2025/07/21
トダ―・オートマタ
0
石丸現象は著者二人にとってはかなり衝撃的な出来事だったらしい。 辻本議員は30年前の若手のスターだったのは知らなかった。 日本ではメディアが政権のスポークスマンになっており 野党がどうしているのかわかりにくいので「野党は批判ばかり」という SNSのイメージが説得力を持ちやすいように思う。 コメ問題を見ると民主党のときの政策を続けていれば、もう少しなんとかなったと思うがメディアが報じない SNS現象はリテラシーゼロの人が投票した結果らしい。 そこから政治リテラシーをどう積み上げていくかが課題だと思う2025/06/17
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