光文社新書<br> 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

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光文社新書
「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

  • ISBN:9784334106508

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内容説明

ルクセンブルク、アイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク。「小国」にもかかわらず、生活水準などを示す「一人あたりGDP」ランキング(IMF、2023年)で世界トップ10にランクインしたこれらの国々。一方で日本は世界34位と低迷、アジア内では韓国に抜かれている。人手不足や少資源、大国の影響に晒されやすいなどの共通点がある中、世界トップの生産性と競争力を築いた6つの小国から成長戦略を学ぶ一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
世界トップの生産性と競争力を築いた6つの小国から、政策・教育・ビジネス等の戦略を学び、なぜ急成長を遂げたのかを検証する一冊。いずれも人口が1000万人以下、天然資源も乏しい小国であるにもかかわらず、国や地域の生産性や競争力、生活水準などを示す一人あたりGDPランキングで世界トップ10にランクインするルクセンブルク、アイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマークの国々を検証して、急成長の秘密と課題を検証する内容で、ただそれぞれに特殊な状況があって、日本が応用できるかというと難しい気がしました。2025/06/08

もりやまたけよし

17
経済好調で小さな国のレポートとして読んだ。アイルランドにしろスイスにしろ結構知らなかったことがいっぱいあった。今の日本の参考にするにはチョット情報不足かなという気がする。2025/07/13

ossan12345

9
アイルランド、シンガポールはともかく、普段あまり耳にすることのないルクセンブルクやアイスランド、デンマークの強みや戦略が分かり勉強になった。それぞれ、簡単に真似できるはずもないが、これほど規模の小さい国々でも特徴を生かし、生産性や効率性、幸福度を十分なものにしているのであれば、我が国にもまだできることがあるのかもしれない。とはいえ、深く根付いた文化慣習、封建的・家父長制的な風土、儒教神道的思想、そして大日本帝国的なものの残滓がそれを妨げるような気がする。2025/06/17

Ryo Sogawa

1
一人当たりGDPの多い国のに着目して、日本の取るべき戦略を考察した本。2025/07/21

Hayato

1
とても示唆に富んでいたものの、当然社会への提言なので、個人として読むと、デンマークいいなあ、みたいな感想になる。4時帰りで日本より生産性高くて1ヶ月休めるなんて最高じゃん。 日本はどうしても既得権があったりして大損をしてしまう人の多さからなかなか思い切った戦略は取りづらいのだろう。挙がった国々はフットワークが軽かったり、切羽詰まる状況にあったり、何かしらの外部圧力があったりなど、変わらざるを得ない状況もあったと思う。日本は島国であり、危機はスローに進んでいてわかりにくい。スクラップなしにビルドなし?2025/06/28

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