光文社新書<br> 男性学入門~そもそも男って何だっけ?~

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光文社新書
男性学入門~そもそも男って何だっけ?~

  • 著者名:周司あきら
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2025/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334106485

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内容説明

人類の歴史で、長らく「人間(man)」の代表とされてきた「男性(man)」。歴史、文学、医療、スポーツ。あらゆる領域で「標準」とされてきた男性像は、他方で、必ずしも男性一人ひとりの実際と重なるものではない。等しく強いわけでも自律的で自立しているわけでもない男性たちは、いかにして「男性」として存在させられてきたのか? 男らしさとは、そもそも性別とは何なのか? そんな「当たり前」を考え直すための最初の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカナとダイアローグ

11
シスヘテロ男性として気になってきた自らの特権性。下駄を履いている(履かされている)ことを自覚しながら、苦しみを少しでも減らす方法は?と考えて読む。フェミニズムの浸透ですこしは平等に近づいたと思いきや現れるバックラッシュ。コンサバティブな女らしさや男磨き界隈のようなマッチョがインスタとかで人気らしい。らしさとか、美しさの基準とか、モテとか、当たり前のように蔓延させないように、ジェンダーの勉強はもっとしていきたい。基準が固定されると窮屈で、多様な性があるはずの実態にあってない。男だから、女だからではなく人間を2025/06/14

oooともろー

6
男性学の歴史と課題。男性というだけで有利に作られている世の中。一方で「男らしさ」に縛られている男性。全ての人間が自分らしく生きるために。2025/06/10

黒羽 華也乃

4
私が思ってた男性学とは少々違っていたけれど、男性史や家父長制について書かれている章は、戦時中から現代までを男性視点から解釈されていて面白かった。「典型的な男のイメージは戦争で作られた」という表現は的を得ていると思う。 後半には現代になって、定職についたり結婚したりが出来ない等の弱者男性やトランスジェンダー等典型的な男のイメージから逸脱した人達もいて男性学の奥深さを語っている。 時代と共に女性は表に出ない苦労を重ねて大変だったが、男性も表に出るための違った苦労や辛さを感じていたことを知るキッカケになった。2025/08/15

Go Extreme

3
https://claude.ai/public/artifacts/8fa8e7d2-8deb-434d-84a0-fb1dafc3fb132025/06/20

綿

2
規範的な男性性に迎合できない男性たちにとっての家父長制、「男らしく」いられる場面では普通に助けを求められる男性像はステレオタイプにまとめられず都合よく無視されるエピソードあたりが特に気になった。新書のボリュームで男性学のトピックがまとまっていて読みやすく、手に取りやすいのはありがたい。『ラディカル・マスキュリズム』も読みたい。2025/07/31

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