内容説明
海軍力は、国家の興隆と没落に与える影響を通して、世界史に重大な意味を持ってきた。この本では、海軍史における主要な作戦、その中でも決定的な役割を果たした戦闘を描いており、そしてそれらの戦闘を指揮して戦った主要な海軍指揮官の伝記的人物像を取り上げている。私は海軍のできごとをこれほど包括的に充実して語った本を他に知らない。(原書前文より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
12
装丁もしっかりとしており、素晴らしい本です。ただ、スリガオ夜戦で山城がミズーリにとどめを刺されたとか、欧米の本にありがちな間違いがありましたので、出版社に手紙を書きました。第一次大戦のことにも紙面が多く使われていましたが、主要な海戦はユトランド沖海戦しかないので、これは紙面の使い過ぎだと思います。この本の著者は、サンケイ出版の戦争のシリーズ本を多数書いた人らしいですが、フォークランド紛争でコンべトリーがエクゾセミサイルに撃沈されたとなっているところも通常爆弾の低空攻撃の誤りです。2023/11/07
竜王五代の人
2
原題はnaval warfare:an illustrated history、つまり「装画・海軍戦史」といったところか。鋼鉄船以降の近代と、第二次大戦(含むフォークランド紛争)の現代とに分けて、まず各時代の冒頭に軍艦の発達、次いで代表的な多くの海戦や提督の記事が挟まれるという形式である。内容は歴群や世艦と似たようなレベルと面白さで、欧州方面の記事が多く、階級はただ「提督」で大将だか少将だか分からないのに爵位は書かれているのが多いのが特徴か。2022/09/06
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