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内容説明
寺山修司の唯一の長編小説を大胆アレンジ。
画業65年の巨匠・バロン吉元が描く“新宿アウトロー”の世界!
舞台は1960年代の新宿。ケンカ自慢の新宿新次は喫茶店で見たポスターをきっかけに仁王ボクシングジムに入会。そこで出会った“バリカン”こと荒木繁は、無口で冴えない風貌ながらも超一流の腕っぷしで街のゴロツキたちをなぎ倒していく。
「柔侠伝」シリーズで知られる劇画家・バロン吉元が20年ぶりに漫画連載を開始!
現在、コミックサイト「コミプレ」で好評配信中の作品が満を持して登場です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
5
令和の現在、「荒野」とググってもPUBGをパクった例のゲーム画面しか引っかかってこない。2025年の今、誰が「荒野」と聞いて60年代の新宿を想起するというのだろう。アメリカの『路上』ならともかく、それを敗戦によってしぶしぶ受け入れたに過ぎない日本の中で、悲喜こもごもを演じる人物たちとスナップ写真が入り乱れていた原作を、今はもう少なくなってしまった当事者が齢八十を越えて再媒体化する。web連載の長所を活かしているともいえるが、逆にそこまで長続きさせる程の商機、いや勝機があるのかどうか。正気は皆無だとしても。2025/05/25
緑虫@漫画
1
★★★ 寺山修司唯一の長編小説を御年84歳バロン吉元が劇画化。1960年代の新宿を舞台にしたボクサーの話。原作未読なのでわからんけどけっこう中身は脚色してるとのこと。84歳でここまで描けることには驚くけど、その驚きを作品の純粋な面白さが上回っているかと言うとそうではないかな。2025/05/16