内容説明
終戦間近のアメリカで起こる大統領候補暗殺事件を追う骨太の警察小説
1944年、カリフォルニア。刑事サリバンは、大統領候補ウォルターが暗殺された事件を追いかけていた。やがて、同じホテルで10年前に少女が不審な死を遂げていたと知る。サリバンは、政治的圧力を受けながらも名家の影に隠された衝撃の真相を突き止めるが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tekka
6
骨太な枠に組み込まれた謎解き部分とキーパーソンの三人の孫娘、これらのバランスがどうにか保たれているだけに、昼メロパートがどうにも安っぽく浮いて見えるのが興覚め。普通なら詰め込み過ぎになりそうな内容を上手く整理してみせる手腕は確かななんだろうけれど、なんせ昼メロ部分がねぇ…2025/07/23
ララ♂
5
読了2025/07/20
人生意気に感ず
5
7点。当時のアメリカの差別や階級関係がうまく表現されていて、読み応えはかなりある。ただ、やはり冗長になっている部分は否めず、読み通すのにかなり苦労した。2025/06/25
Yuki_Yuki
5
骨太な作品だった。 私はAmazonのミステリ関連のレビュアー、斉藤さんのコメントや評価を信じて本を購入するのだが、この本も斉藤さんのお墨付き。 ロス・マクドナルドを受け継ぐ作品と評されたら、読まないわけにはいかない。 ロス・マクの系統か?というと、そこまでロス・マクではなかった。ただ1940年台のアメリカと、今のアメリカは似ていて、歴史が嫌な繰り返しをしていると思った。2025/06/04
jolly
4
差別とカリフォルニアの近代史のお勉強で終わるところだったけど、なんとなくすっきり終わってくれてよかった。しっかし毎日暑いのよ。雨降ってよ。 2025/07/29