ハヤカワ・ミステリ<br> 獄門橋

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ハヤカワ・ミステリ
獄門橋

  • 著者名:エイミーチュア【著】/吉野弘人【訳】
  • 価格 ¥3,410(本体¥3,100)
  • 早川書房(2025/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 930pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150020163

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内容説明

終戦間近のアメリカで起こる大統領候補暗殺事件を追う骨太の警察小説
1944年、カリフォルニア。刑事サリバンは、大統領候補ウォルターが暗殺された事件を追いかけていた。やがて、同じホテルで10年前に少女が不審な死を遂げていたと知る。サリバンは、政治的圧力を受けながらも名家の影に隠された衝撃の真相を突き止めるが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

練りようかん

12
3人の孫娘のうち誰が殺人犯なのかを明かせ。名家の家長がでは子供時代からと語り始める過去にはホテルで亡くなった少女がおり、殺害現場にあった人形がその少女を思わせてオカルト混じりの印象でスタート。順繰りに有力視されるフーダニットの安定した運びだが、1944年のカルフォルニア州で起こっていた出来事、国家間の緊張関係が濃い背景となり、読むほど歴史に動かされてる印象に変化していった。個人的復讐か政治絡みの暗殺か。犯人予測はつくけれど、人種問題に複雑な思いを抱く刑事の出方は全くわからず、そこが1番のミステリーだった。2025/11/01

yonemy

6
読後、ネットでカリフォルニア州サンフランシスコとその対岸の地図を見てからwikiを斜め読み...予備知識皆無で挑んでしまった、もったいなし~(;´Д`)舞台が80年前の大戦中だが、経済格差と人種差別は今も変わらず、重いものがあります。一貫したフーダニットは七転八起?くらい容疑者がころころ変わり、文句なく面白かったです。犯意が古典にも通ずるものだったので、自分も気をつけようと思ったり。こじれていたサリヴァン刑事が一皮むけたラストが爽やかでした☆2025/09/04

人生意気に感ず

6
7点。当時のアメリカの差別や階級関係がうまく表現されていて、読み応えはかなりある。ただ、やはり冗長になっている部分は否めず、読み通すのにかなり苦労した。2025/06/25

Yuki_Yuki

6
骨太な作品だった。 私はAmazonのミステリ関連のレビュアー、斉藤さんのコメントや評価を信じて本を購入するのだが、この本も斉藤さんのお墨付き。 ロス・マクドナルドを受け継ぐ作品と評されたら、読まないわけにはいかない。 ロス・マクの系統か?というと、そこまでロス・マクではなかった。ただ1940年台のアメリカと、今のアメリカは似ていて、歴史が嫌な繰り返しをしていると思った。2025/06/04

一柳すず子

5
ホラーなのかミステリなのかメキシコ人なのか日本人なのか中国人なのか名家の悲劇なのか貧困の悲劇なのか混沌とした1940年代のサンフランシスコ。家を買う話は予想通りの展開で切ない。2025/09/20

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