内容説明
ITベンチャー「ピーエム・ソリューションズ」。この会社にはなぜか曰く付きの案件ばかり舞い込んでくる。幽霊からのプッシュ通知、呪われた瞑想アプリ、祟りをもたらすサーバー神社……新米ディレクター多々良数季は、訳ありエンジニア達の助けを借りながら怪異に挑む。ホラーの俊英が放つ、オカルト×テック×ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
151
新名 智、4作目です。本書は、オカルト×テック(IT)×ミステリという謳い文句ですが、どの要素も中途半端な感じでした。少し残念な作品です。 https://www.shinchosha.co.jp/book/356351/2025/08/17
yukaring
68
呪われた一族の生き残りである多々良数季。呪いのせいなのか死ぬ目にあってなぜか死ねない。まるで呪いが祟る相手を無理やり生かしているかのように…。そんな数季をスカウトしたのはIT企業ピーエム・ソリューションズ。そこで扱うアプリは幽霊や妖怪、魔術や呪術に関連した物騒なモノばかり。幽霊からのプッシュ通知にユーザーが体調を崩す瞑想アプリ、サーバー神社の祟りなどサイバー空間を闊歩するオカルトを先輩エンジニアたちと解決していくオカルト×ITの不思議なストーリー。ラストのどんでん返しも気がきいていて最後まで楽しめた。2025/08/03
オフィーリア
49
IT×オカルト×ミステリ 幽霊からの通知にサーバー神社の祟り。ITにまつわるオカルト現象を徹底的に論理で解体しながらも、怪異は確実に存在し物語の根幹に深く根ざしているバランスが堪らない。ITと怪異が有機的に絡み合う素敵な一作。追いかけたくなる世界観。2025/08/04
けいぴ
47
IT用語がたくさん出てきて最後まで読めるか不安でしたが、なんとか読み切ることができました。登場人物のキャラが生かしきれていないような気がしましたが、長野県出身の作家さんなので応援していきたいと思います。2025/08/20
かんらんしゃ🎡
40
最後にあんな驚きが仕込んであったなんて。たまにみるアルゴリズムではあるがフイを衝かれると、えっ、どゆことって脳がバグってしまう。呪いっても人為的なコーディングかあと高を括っていたら、後半になって急にミステリアスに。重要部分にフラッグを立てながら読むが、我が思考ルーチンは単純で、推理もリソース不足ですぐにオーバーフローしてしまう。オレの脳、何十年も使い続けて不良セクタも多くなってきた。一度デフラグしなきゃならん。 2025/08/05
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