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内容説明
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蓮は、小学4年生。水泳だけはちょっぴりとくいな男の子。 そんな蓮におとずれた、スイミングの特訓生になれるチャンス。 でも選ばれたのは、がんばっていた蓮ではなく、弟の凛で……。 がんばったことが実らなかったとき、すべては「むだ」になってしまうのかな? くじけそうなあなた、コツコツがんばっているきみへ。「がんばること」の先にある本当の意味を見つけていく、少年たちのひと夏の気づきの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かな
33
私は小学生の時から大人になるまで全く泳げなかったのだが、あるとき何を思ったのかトライアスロンに挑戦したいと思い、プールのあるスポーツジムに通い始め初心者コースでビート版をもってバタ足や息継ぎの練習から始め、約1年後に大会に出たのですが1.5kmが時間切れで失格になり凄く悔しいやら悲しいやら。一緒に出場した仲間は完走で妬ましく思ったものです。それから1年後に完走したときは悔しい思いや、きつかった練習のことは頭になくとにかく何もかもが充実していたのを覚えています。この物語を読んであの時の想いが蘇ってきました。2026/05/22
りらこ
25
スイミングスクールに通う蓮は「特訓生」になるチャンスを得る。 「がんばって当たり前だよね」「結果は気にしない」 大人は結構矛盾したことを、子どもに平気で言う。 この本の大人たちは、そんなことは言わない。リストラまではいかないが職場がなくなったお父さん。弱さも辛さも、そして仲間を思いやりながら自分も乗り越えようとする姿を見せられる父親がとても良い。コーチ春さんの指導は、スモールステップかつさらに自分で気づきながら向上につながるもの。蓮は、自分の感情と頑張りとの折り合いを、周囲の姿をとおしてつけていく。 2026/06/05
ちゃさち
14
小学生の男の子が水泳から何かを学んで成長する物語。弟が訓練生に選ばれて悔しかったり、タイムが出なくて悩んだりするけれど、新しい友達ができて、お互いを慰めたり励ましたりする姿がよかったです。最後バラバラになってしまったけれど、友情が続いてほしいと思いました。2026/04/11
ほんわか・かめ
14
良いのでは。“泳ぐ”ということを通して、それぞれの目標と向き合う姿、横(友達)とのつながり、斜め(コーチ)との関係性など。学校や家庭内で少しギクシャクしても、学校外(しかも本書ではスイミングスクール以外でもある!)につながれる場所があるというのは良いね。どの本で読んだか、“自立するとは依存先を沢山持つこと”とつながる気がした。中学年〜2025/08/29
izw
11
スイミングスクールで特訓生に選ばれなかった蓮だが、市民プールのすいすい川原クラブで、年配の春さんに3人で各自自分の目標に向かってトレーニングする。速く泳ごうとすればするほど変な癖がついていたのが、余裕をもって力を抜くことでうまく速く泳げるようになる。目標の立て方もそれぞれで、自分が思うようにやればよいのだ、ということが実感としてわかってくる。ひと夏の成長がこれからの蓮の人生にどのように影響を及ぼすか楽しみである。2025/11/29




