内容説明
星の随筆家として活躍し、当時太陽系第9番惑星として発見された星の和名を「冥王星」と名付けた野尻抱影。いまなおその功績は輝き愛され続けているが、厖大な著作を世に放った野尻が大正13年に初めて刊行した本はエッセイではなく、若者たちに向けた小説集だった。少年の心を占めるオリオンの光が印象的な表題作「三つ星の頃」ほか自然の息吹を感じる11篇を収録。解説 名取佐和子
目次
序にかえて/三つ星の頃/自殺した少年のこと/海恋い/悲しい山椒ノ魚/金時計/猿に変った少年の話/職工の子/天狗の罰/追 団/山羊の声/雪の宿/解説 名取佐和子
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