講談社文庫<br> ゴリラ裁判の日

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講談社文庫
ゴリラ裁判の日

  • 著者名:須藤古都離【著】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 講談社(2025/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065392478

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内容説明

満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。まさかゴリラに泣かされる日がくるとは――数多の作家、書評家、書店員の度肝を抜いた全人類必読のミステリー! 

「ダ・ヴィンチ」プラチナ本! 読書メーター「読みたい本ランキング」1位!

京極夏彦さん、宮部みゆきさん、宮内祐介さん、五十嵐律人さん、斜線堂有紀さん、宮島未奈さん、QuizKnock河村拓哉さんなどが大絶賛!!

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。
ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。彼女は運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすようになる。そこで出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係となった。
だが ―― 。その夫ゴリラが、人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。どうしても許せない。 ローズは、夫のために、自分のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む!
正義とは何か? 人間とは何か? アメリカで激しい議論をまきお こした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
カメルーンで生まれ人間に匹敵する知能を持ち、手話を介して人と会話もできるゴリラのローズ。アメリカに渡り動物園で暮らすようになった彼女が夫を射殺されるリーガルミステリ。4歳の人間の子どもを助けるためにという理由で夫を殺され、人と普通に会話をするローズがアメリカに見出した希望。しかし夫を殺された理不尽に裁判を起こしたことで突きつけられる、人であることを前提とした法と倫理の現実。まさかプロレスまで出てくるとは思いませんでしたが、視点や立場が変わればまたいろいろと違ったものが見えてくるその展開は奥が深かったです。2025/05/15

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