扶桑社BOOKS<br> かもめんたる岩崎う大のお笑いクロニクル 難しすぎる世界が僕を鬼才と呼ぶ

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かもめんたる岩崎う大のお笑いクロニクル 難しすぎる世界が僕を鬼才と呼ぶ

  • 著者名:岩崎う大
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 扶桑社(2025/05発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594100650

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内容説明

芸人コンビ「かもめんたる」として活動する岩崎う大が、その半生を綴った初の自伝的エッセイ。そしてそれは、2000年代のお笑いシーンを当事者の視点で捉えた貴重な記録でもある。

【小島よしお、若林正恭(オードリー)も絶賛!】

歪で、険しくて、愛のある、おもしろい道。それが、う大道。
大学時代の僕のカリスマ。 う大さんと出会ってなければ、
いま芸人をやってなかったと思います。――小島よしお

いつもう大さんに会うと、寡黙さの奥に膨大な文字数を感じる。
それがすべてこの1冊に詰まっていた。
本当におもしろい人だな。――若林正泰(オードリー)


愛する笑いを突き詰めて、笑わせたい一心でおもしろさを表現しているだけなのに、観客からは「怖い」「不気味」「気持ち悪い」と言われ続けた。好きなことを表現しているだけなのに、なぜだ? 笑いは明るく楽しいものでなくてはいけないのか? 

芸人として懸命に活動する中で、常に世間との相容れなさを痛感する日々。彼は言う。「この世界は難しすぎる」と。また、そんな“難しすぎる世界”は、彼をこう呼ぶ。岩崎う大は「鬼才」だと。

早稲田大学時代に参加したコントグループ「WAGE」で学生芸人としてデビュー。その後、現在の相方・槙尾ユウスケと「かもめんたる」を結成。2013年には『キングオブコント2013』で優勝。さらに、2015年に旗揚げした「劇団かもめんたる」では、2年連続で岸田國士戯曲賞に最終ノミネート。

しかし、華々しい経歴とは裏腹に、テレビのバラエティ番組ではなぜか結果を出せない。明るく楽しく振る舞えない。あぁ……難しすぎる。

“この世界は『キングオブコント』で優勝するだけじゃダメなのか? テレビに呼ばれる頻度も目に見えて減っている。ようやくお笑いで飯が食えるようになったと思ったのに……。一度手に入ったものが消えていく。優勝前には味わったことのない種類の恐怖に怯えた。コントで日本一になる夢を叶えても、お笑い芸人として歩んでいくことができないかもしれないなんて。”(本文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

a.i

3
★★★★★面白かったし泣けた。今夜は早く寝ようと思っていて、半分で止めるつもりだったのに止められず…。一気に読ませる文章、さすがです。結果を知っていてもドキドキしたし、辛くなったり胸が熱くなったり、感情が忙しかった。読んで本当によかった。大満足!2025/05/26

kaharada

1
かもめんたるは、槙尾の女装は知ってる程度だったので、本読んで、二人の長きに渡る関係性の浮き沈みが分かって非常に興味深かった。 キングオブコントで優勝🏆したのに、その後あまりはねなかった理由や、優勝後も何度かショーレースにチャレンジするが、時代の変化を微妙に感じながら落選するとこは、形は違えどいろんな人にもおきる出来事だと思った。 千鳥やロバート秋山の跳ね方とは違って、落選を繰り返して自分の好きなことと得意なことを何度も探っていく。半生の色んなことが詰まってて、面白く学びになりました。2025/08/13

しの

1
う大さんの事もかもめんたるさんの事もお名前だけ知っているくらいで他は何も知らずに読みましたが楽しく読めました。もちろんキングオブコントやM-1の結果も知らなかったので結果が気になりドキドキしながら読んでいました。芸人としてテレビに出ることが簡単ではないことがよく分かりました。う大さんのような人を自己肯定感の高い人というのでしょうか。そういうものをすごく感じました。2025/08/06

danooa

1
当たり前だけど、あの鬼才う大さんも自分とおんなじ人間なんだなあと思える本。やっぱり人の人生を覗き見るのって面白い。必死に努力してキングオブコントで優勝したのにまた新しい壁にぶつかるところは、読んでる自分も思わずちょっと絶望してしまった…。もっと槙尾さんへの悪口が書いてあるかと思ったけど、想定よりマイルドだった笑。2025/07/31

ぶんちょう

1
文章が上手すぎてよかった。当然ただの芸人が書くものではない。話は自身の半生を綴った短いエッセイの集成のに、読んでると手に汗は握るわめちゃくちゃ笑えるわで、そこら辺のエンタメ小説読むよりはるかに面白い。 内容としてはかもめんたる岩崎う大の苦悩や挫折、そして成功と最終的には無邪気な喜びにつながっていく感じ。序盤のエピソードがかなり笑えて好き。ただ、賢さ故にか自分の感情を巧みに言語化してしまってるところが気になった。8:2くらいマキオ:う大で悪さがあるように見えるけど実際は7:3くらいでマキオ:う大だとは思う。2025/06/12

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