内容説明
現代の名優、片岡仁左衛門の芸の特徴とは。表現している人物像はどの点が独自なのか。『仮名手本中心蔵』『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』等、二枚目から色悪、神となる菅丞相まで、代表的な13役を通して、芸の核心に迫る。
目次
序 章 役への姿勢
第一章 『仮名手本忠臣蔵』〈大星由良之助、加古川本蔵〉
第二章 『義経千本桜』
第三章 関西歌舞伎の衰退と仁左衛門
第四章 『女殺油地獄』
第五章 『菅原伝授手習鑑』
第六章 『廓文章』
第七章 『平家女護島』
第八章 『一谷嫩軍記』
第九章 『桜姫東文章』
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
148
十五代目片岡仁左衛門が演じた代表的な8演目と役について、著者の豊富な見識から語られます。時代や役者による相違点、仁左衛門自身でも演じ方が変わっている。その演技から読み取れる仁左衛門の思いも伝わり、歌舞伎観劇の手引き書として読み応えがあります。2026/08/11
ori
11
本人からの聞き書きの芸談だと思い込んでいたけど違った。しかし著者が見てきた仁左衛門の芸を忠実に再現・解釈してるように思う。過去演じた時との比較も詳しく、仁左衛門が演じる際に何を大事にしたいかということがとても浮き彫りになっていると思う。ここ数年で演じた役の話が多いので思い出しやすいのも良い。事細かに芝居の流れに沿い書かれているので仁左衛門の姿が目に浮かぶよう。あ?そこそういうことかと今更の気づきもあり、もう一度その役を見たい!とめちゃくちゃなる。恐らくもう演じることはないであろう役が多いのが悲しいけれど…2026/07/01




