内容説明
「馬鹿につける薬はない」という言葉がありますが、
「普通につける薬」というのはあるのでしょうか?
本書は「自分は思っていたより普通かもしれない」「特別でないとしたら受け入れがたい」そんな不安を覚えた、ある青年から寄せられた悩みと向き合う中で生まれました。
「特別でなければいけない」という不安の根底には、常に他者との比較があります。
どうすれば、他者との比較から自由になり、自信を持ち、幸福に生きることができるのか。
本書では、「特別になろうとしないが、同じでもない」生き方を探ります。
人生から緊張を手放す思索を、はじめましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
77
『嫌われる勇気』の作者、岸見一郎さんの新作。タイトルから想像したのとは少し違った。「このままの自分で価値があると思えること」「このままの自分から始めよう」「何が与えられているかではなく与えられているものをどう使うか」大切だし心に留めておきたい言葉だ。趣旨は納得するが例にあげられているのが兄弟間の競争、学歴、企業を想定した仕事など。該当しないと理解しにくい、というより面白くない。最終章「自分の人生を生きる」だけきちんと読んだ。…あとは流し読み。2025/05/22
江口 浩平@教育委員会
25
【自己啓発】周りのすごい人たちの仕事ぶりをみては、勝手に比較して自分の能力の低さに落ち込むという負のスパイラルを断ち切るべくして手に取った一冊。世の中には「するべきこと」「したいこと」「できること」の3つしかなく、「できること」をするしかないにも関わらず、「するべきこと」や「したいこと」が上手くできないことに対して悩んでしまっていたのだなと気付いた。日々分からないことに出会い、その都度学んでいると思えるのであれば、他者からの評価はおまけ程度に捉える。それが「できること」の範囲を広げることに繋がるのだろう。2025/05/06
vy na
17
自分を変えるには、何が与えられているか?ではなく、与えられたものをどう使うか?を考える。皆と同じであろうとする人も、特別であろうとする人も、結局のところ自分にしか関心がない。つまり、人からどう思われるかばかり考えている。言うべきことを言える人は他者の評価だけでなく、他者そのものに関心を向けている。2025/07/19
Go Extreme
3
普通につけるくすり 特別でなければならないか 比較がもたらす「誤解」 特別やめた日 特別な人の脆い優越感 過度な緊張と自信不足 他者期待に応える心理 優越感と劣等感の裏返し 挫折する特別な人 特別と思いたいが行動しない人 普通の真の意味 解放された自己 普通は「皆と同じ」でない 個性肯定 同じでないために特別不要 真の有能さ 「特別」思い込みから脱却 「見かけの因果律」誤謬 学歴と能力 劣等感が課題に与える影響 自己作り出す不安と過去との比較克服 劣等感不要 健全な努力と成長 生きることは進化でない2025/05/23
津見佐飛
2
他人軸を手放し、自分軸で生きることの提案。実際には本書で自分軸、他人軸の言葉は出ていませんが、書かれているのはそう言うことだと思いました。普通って言葉の表現は、解釈が曖昧で捉え方も個人差があって、個人的にはあまり好きじゃないんですが、そう思っていたのとはまた違った見方が出来たので良かったのかな。2025/05/22
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