内容説明
法が裁けないのであれば、誰かが始末しなければならない――
警視庁捜査一課の瑠衣はゼネコン社員の不審死を追うが、自身の父にも疑惑の目を向け始め…。予想を裏切る衝撃のミステリー!
解説・中江有里。
単行本 2023年1月 文藝春秋刊
文庫版 2025年5月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
516
中山七里は、数作読んではいるものの、代表作ではない単発物ばかりで、イマイチ評価が定まっていない。今作も、著者の真骨頂を味わえる内容とは到底思えず、なんというか、頭を使って考えた形跡のない、書き散らかした作品の一つという感じ。展開にまとまりがなく、書きながら続きを作っていったのがありありと見てとれる。都合よく続編出せるようにしてあるあたりもあざといなと思っていたら、どうやらすでに二作目が出ている模様。ちらっとレビュー見る限り、そちらの方が面白くなっていそうなので、ひょっとすると読むかもしれない。2026/05/30
涼
57
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/11/post-460e23.html 【禁断の罠】というアンソロジーに収録されていた【ハングマン ―雛鵜】の一つ手前の話。 主人公瑠衣が、警察官でありながら陰の仕事に手を染めるまでが描かれる。 後味スッキリとはいかなかった。2025/11/13
金吾
44
被害者遺族が法律で裁けない加害者を私刑したいのは当然だと思いました。中山さんにしてはストレートすぎる話かつ然程面白くないと感じたのは、ヒステリックで短絡的な主人公を好きになれなかったせいなのかなと感じました。2025/09/11
一笑
33
中堅ゼネコンの社員3人が立て続けに死んだ。その内の一人、春原誠也は主人公捜査一課刑事春原瑠衣の父親だった。話の中場ぐらいで犯人は明らかになるが、それを証明する材料が見つからない。あわや迷宮入りになるかと思われた。そんな瑠衣の前に現れたのが、元刑事鳥海とその連れ日比野。彼らは法で裁けない悪を自らで裁くハングマンだった。刑事であることと私刑執行人、悩む瑠衣。果たして瑠衣はこの後どう動くのか。よくあるパターンの小説。鳥海・日比野はまずまずだけれど、全体的に登場人物の魅力が今ひとつ。中山さんにしては今ひとつかな?2025/07/03
mayu
31
警察に勤める瑠衣の父親の働く建設会社で立て続けに起こる不審な死、父親の様子もおかしい。事件が中々動かず葛藤や苦悩ばかりでもやもやしてしまった。今後シリーズとして描くための序章といった感じなのかな。警察内部のさまざまな人が出てくるので中山さんの刑事ものを読んでいるとより楽しめるのかもしれない。仕方ないけど瑠衣の葛藤が大部分を占めてるのもあって最後に向けて面白くなるも、ちょっとすっきりせずだったなあ。ハングマンの意味がわかってからの今後の方が面白くなるかも。2025/05/11
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