文春文庫<br> 祝祭のハングマン

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文春文庫
祝祭のハングマン

  • 著者名:中山七里【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2025/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167923600

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内容説明

法が裁けないのであれば、誰かが始末しなければならない――

警視庁捜査一課の瑠衣はゼネコン社員の不審死を追うが、自身の父にも疑惑の目を向け始め…。予想を裏切る衝撃のミステリー!

解説・中江有里。

単行本 2023年1月 文藝春秋刊
文庫版 2025年5月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

29
警察に勤める瑠衣の父親の働く建設会社で立て続けに起こる不審な死、父親の様子もおかしい。事件が中々動かず葛藤や苦悩ばかりでもやもやしてしまった。今後シリーズとして描くための序章といった感じなのかな。警察内部のさまざまな人が出てくるので中山さんの刑事ものを読んでいるとより楽しめるのかもしれない。仕方ないけど瑠衣の葛藤が大部分を占めてるのもあって最後に向けて面白くなるも、ちょっとすっきりせずだったなあ。ハングマンの意味がわかってからの今後の方が面白くなるかも。2025/05/11

一笑

27
中堅ゼネコンの社員3人が立て続けに死んだ。その内の一人、春原誠也は主人公捜査一課刑事春原瑠衣の父親だった。話の中場ぐらいで犯人は明らかになるが、それを証明する材料が見つからない。あわや迷宮入りになるかと思われた。そんな瑠衣の前に現れたのが、元刑事鳥海とその連れ日比野。彼らは法で裁けない悪を自らで裁くハングマンだった。刑事であることと私刑執行人、悩む瑠衣。果たして瑠衣はこの後どう動くのか。よくあるパターンの小説。鳥海・日比野はまずまずだけれど、全体的に登場人物の魅力が今ひとつ。中山さんにしては今ひとつかな?2025/07/03

ぴ〜る

17
「声の小さな者が虐げられ、踏みつけにされる。そして踏みつけにした強者は高笑いしながら栄華を誇る。」この言葉が心に重くのしかかる。負の連鎖はどこかで断ち切らなくてはいけないこともわかる。人が人を殺めていい理由など何ひとつないこともわかる。それでも。。。この国の司法や警察は信用できず、隠蔽もみ消しなんて当たり前にあるのだと思うと、被害者遺族の立場であったならきっと私もこの結末に心は救われるんだろうなって思う。2025/05/22

のぼる

15
刑事になってそれほど長くもない主人公なので、仕方ない面はあるが、思考や行動が甘く、残念ながら波に乗って読めなかった。2025/05/23

Yuri

14
うゎー!なんだかもーモヤモヤと言うか、やりきれない読後感(褒)ハングマンは『私刑執行人』。父親を亡くした納得いかない気持ちと、刑事という立場との板挟みの心情に心を抉られます。別シリーズとのリンクは、この作者さんならではのギミック。楽しめました。2025/07/05

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