内容説明
ホメロス『イリアス/オデュッセイア』、トルストイ『戦争と平和』、カミュ『ペスト』……。古代から現代までの雄編をローマ史研究の第一人者が20に精選、あらすじからその背景にある歴史的意義までを独自の視点から解説する。 ――永く風雪に耐えて生き残ってきた古典は、ずっしりと重い経験を読者の心に刻みます。それとともに、大事なことは、人類の経験に目を向けることです。今日にいたっても、個人の経験はせいぜい百年にも足りません。しかし、世界史(日本史を含む)に注目すれば、人類の経験は五千年に広がります。これら世界史に圧縮された人類の経験に耳をかたむけ、そこから学ぶことは精神の知の裾野である「教養」の核をなすものと思います。――本書「はじめに」より一部抜粋 東京大学教養学部・早稲田大学国際教養学部などで、約40年にわたって教養教育にもたずさわってきた著者が、「古典と世界史」を通じて、知と教養の読書体験へと誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ykmmr (^_^)
143
一ファンである、本村先生の本。先生曰く、言わずもがなでもあるが、『歴史』を知るためには、色々な本を読むのは勿論だが、その時代の『基盤』となる本たち、各時代の「名作」と言われる本たちをまずは読むべき。との事。この本では、本村先生が選りすぐった20作品名作たちを、イリアスやオデュッセイア・史記から、現代文学関係なく、リスペクトしている。『史記』などの読むのが難読な本も紹介されているが、このご時世ならではの『ペスト』などの誰にでも読める本も紹介。2023/02/10
1.3manen
42
新刊棚。古典は世界文学史上名高い古典作品(004頁)。話し言葉で書かれている。大昔の人間には神々の声(神々のささやき)が聞こえていた(052頁)。『イリアス』はそれらが聞こえた時代、『オデュッセイア』は失われ始めた時代の象徴作品(055頁)。木村先生はこれらの音読を薦めている(057頁)。機会があればそうしたい。『史記』は亡き佐藤英美先生も推薦されていた。鶏口牛後は、大集団や組織末端より、小集団でもそこの長になったほうがいい(074頁)。2021/10/02
鯖
17
ゴリオ爺さんを熱くレビューするツイートを先日Xで見かけたので、読んでみようとは思ってるんですよ。デカメロンは自由に生きすぎると人生失敗しますよというボッカッチョからのルネサンスの人々への警告であってエロ本ではないそうである。そうなのか。日本からは藤村の「夜明け前」…なんかちょっとあらすじにばけばけ思い出したけど、松野家のみなさんのが得たいが知れないというか、人には求めるけど自分たちはいい加減だから、半蔵みたいなことにはならんだろなという謎の安堵感はあった。こういう古典もそろそろ読むなら読まないとなあ…。2025/10/22
ta_chanko
17
時代を越えた人間性の本質を知るためには、古典文学から学ぶことが一番。時代の風雪に耐え、今なお読み継がれる古典には、珠玉の価値がある。小説はあまり読む習慣がないが、人生の課題として少しずつチャレンジしていきたい。既読本は三国志演技(漫画)・ドンキホーテ・ロビンソンクルーソー・カラマーゾフの兄弟・武器よさらば。5/202021/09/27
こつ
14
古典作品の紹介だけでなく、描かれた時代背景まで併せて解説がついているので理解が深くなります。未読のもの、また既読のも改めて読み直してみたくなります。やっぱりアラビアンナイトは憧れです。2021/12/01
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