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内容説明
生きづらさは卒業できる
自分を責めるのはもうやめよう
ありのままの自分で生きるための心理学
手に入らない成功、不本意な評価、漠然とした生きづらさ――「自分は生き方をどう間違えたのか?」と悩む人は多いだろう。その原因は、実は、不安や怒りにまかせて他人を責めてしまう「外化」という心理メカニズムにある。
それによって、あなたは自分をごまかし、人間関係を歪め、自分で不幸を引き寄せているのだ。
「外化」の罠から抜け出せれば、ほんとうの自分を取り戻し、もっと楽に生きるための道筋が見えてくる。
人生相談のカリスマが贈る、満足のいく人生を送るための心理学。
(目次)
自分の不幸の身代わりを探すな
・外化とは、自分が感じていることを他人を通して感じること
・他人の善意をそのまま受け取れないひねくれ者
・自分が一番嫌いな人に、あなたは似ているかもしれない
・他人を責めるのは、自分自身に失望しているから
・お金を持っているのにノイローゼになる人たち
・スキャンダルやデマを信じたいという心理
・他人の何気ないひとことは気にしなくていい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mm
2
加藤先生の本は何冊か読んでいますが、どの本も同じことをいくつもの異なる事例を交えて繰り返し説明されるような独特な文体に私には感じられます。詩的というか……。読みづらいといえば、読みづらいのですが、不思議と私の心に強く響くところが必ずあります。この本も悩み多き私にはうなずくところがたくさんありました。悩みがあるときは自分を振り返る。表面的なことではなく、人生を振り返る。加藤先生の変わらぬメッセージがこの本でも貫かれています。投影と外化の違いが難しく、読み返しました。2025/08/12
しゅんぺい(笑)
2
タイトル違いじゃない?とさすがに思ってしまった。ひとは他者に対して言ったり感じたりしていると思っていても、自分に向けた感情の投影やったりすることが多い、ということ?2025/07/27
yunyon
2
ちょうど、法律事務所で同僚をめった刺しにした事件がおきて、まだ真相は解明できていないが、この本にあるような「外化」の結果として、起きた事件なのかもと思いました。自分も自分を振り返って、いちいちその人のやることが気になったり、イライラしてしまう原因は、自分にあるのだと、気づけた分、心が楽になり、前よりその人のことも気にならなくなったし、ほかのことにも余裕を持てるようになって良かったです!2025/07/04
津見佐飛
2
自分が他者に向けてしまう負の感情や悪感情は、実は自分自身がそう思っているのに認められず受け入れたくなくて、他者に転嫁しているのだと。この状態を「外化」と言うのだそうです。初めて聞く、なかなかに目から鱗なお話でした。相手に向けた嫌な感情こそ、本当は自分自身が抱えているものだ、と言う気付きが少しは得られやすくなれたかも知れません。2025/05/21
もりまち
1
「他者は自分の鏡」ということに集約されるでしょうか。自分に不満がある、満たされていないから、他人や社会にも不満を感じるということでしょう。よく食べて、寝て、運動して、それでも解決しないときにこの本を読むとよいかと思います。2025/09/14