ハルキ文庫<br> 二重証言

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ハルキ文庫
二重証言

  • ISBN:9784894564466

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内容説明

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早瀬咲子は、大手企業に勤める夫と大学生の息子を持つ平凡な主婦。一見幸福そうな彼女は、心の奥に孤独と焦燥感を抱いている。そんなある日、中学校の同窓会で、イラストレーターの待井が近付いてきた。三週間後、彼の仕事場を訪ねた咲子が見たものは……。うその深みにはまった主婦に再び幸福は訪れるのか? 心理サスペンスの傑作長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょこ

34
いくらでも本当の事を話すチャンスはあったのに、どうして嘘を重ねてしまうのだぁ~( ゚Д゚)確証もないまま、嘘の泥沼にはまっていく咲子にざわざわ。そして気になる展開に、惹き込まれてる私。新津さんいいかも!解説の西上心太さんによると、こういう作風の作品が多いとのこと☆ほかの作品も読んでみたい。2018/06/23

星落秋風五丈原

9
早瀬咲子は高校卒業後、大手生命保険会社に就職し、すぐに現在の夫・幸雄に見初められ20そこそこで結婚。派手な所はないが、誰もが眼をひく美人で、昔からしっかり者と一目置かれていた。初めて生まれた娘を先天的な病で亡くす不幸があったものの、すぐに長男に恵まれた。夫の転勤も一区切りつき、マイホームを購入し、大学生の息子・透と暮らす。典型的なサラリーマンの一家。夫は子育ては妻の仕事と決め、妻に関心を持つ様子はない。冒頭のエピグラフで、彼女が抱く孤独感と閉塞感がいかに強いかがひしひしと伝わってくる。2006/05/05

あつ子🐈‍⬛

7
再読。心に孤独を抱える主婦が、同窓会をきっかけに次々と嘘の深みにはまり込んでいく心理サスペンスです。おもしろかった。こういう作品を読むと、人間、正直が一番だなと思います…。2022/01/19

リリ

3
最近ハマった新津先生。同窓会ネタです。あっさりとしてますけど、気づけば一気読みでした。最後に贈られたバラの花束、清々しかったです!2016/06/11

うさ子

0
(2004年3月読了)

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