内容説明
死を告知された患者と、介護する家族の心構えを、簡潔な質疑応答のかたちでまとめた必読の書。
「どうして私が」という当惑と悲しみをいかに克服するのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろほ
4
『死ぬ瞬間』を読む前のワンクッションのつもりで読んだ。多くの末期患者に触れてきた精神科医の著者が、市井の人の「死ぬ瞬間」にまつわる質問に応えるという内容。「死期が近い患者に、そのことを伝えるべきか?」「遺族となった人たちをどう支えればいいのか?」「延命治療を望まない患者にどう対応すべきか?」 タイトル通り質疑応答形式で書かれていて読みやすい。大事なのは患者の真の要望を聴き、対応すること。そして自分自信の「死に対する考え方」を持っておくこと。『死ぬ瞬間』も読んでみよう。2013/02/20
オランジーナ@
3
死についての本。死を受容することの大切さを説いているが、実際の著者の晩年は死を受け入れることはできなかったそうです。2016/10/02
ぼんくら
1
より安らかな死を迎えるために読んでおきたい。死を受容してはじめて生が輝く。2014/08/05
akane
0
死を受け入れることは、その日その日を人生最後の日であるかのように真剣に生きようと努力すること、そして、今日のような日がこれからもずっと迎えられることを願うということ……つまりは、「いま」を精一杯生きるということか。「いま」という感覚を大切にしようと思えた。でなきゃ、いいエンディングが迎えられない!2012/06/27
難波猛
0
◆臨死患者が死を「受容」するプロセスを研究した精神科医の質疑応答集。 ◆キューブラー・ロス・プロセス/否認(怒り)→取引→抑鬱(虚脱)→受容 ◆患者だけでなく、家族・医師・看護スタッフ等も、死や臨死患者と向き合うには心理的な準備が必要。 ◆患者の知る権利を妨げない ◆主導権(選べる権利)を持たせる、役に立つと感じてもらう。 ◆患者にも家族にも医療スタッフにも、思いを自由に吐き出せる「叫びの部屋」が必要 ◆スタッフ自身のエネルギーを充電する ◆受容により、人生の有限性に向き合うと本当の生を始めることが出来る2021/05/05
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