日本経済新聞出版<br> 定年がなくなる時代のシニア雇用の設計図

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日本経済新聞出版
定年がなくなる時代のシニア雇用の設計図

  • 著者名:宮島忠文【著】/小島明子【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2025/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296121380

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内容説明

ミドル・シニアは欠かせない人的資本になれる!

多くの人が、定年が視野に入るころ、「裏切られた」という思いを抱く。役職を外れ年収も大幅減、モチベーションはダダ下がりだ。しかし、「妖精さん」と揶揄され、リスキリングにも後ろ向きでは、職場のお荷物扱いになっても仕方がない。

65歳までの継続雇用が義務化、さらに70歳までの継続雇用、就業機会確保が努力義務とされ、いよいよ「定年がなくなる時代」を迎えたいま、どうすれば、シニア社員のモチベーションを維持し、稼ぎ続けてもらえるのか? 「働き続けてほしい」シニアを増やすことができるのか?

ミドル・シニアの活躍促進・支援のためのカリキュラムの開発・運営者と、キャリアに関する調査研究者がタッグを組み、労使双方の課題を浮き彫りにしながら、 “泥臭い”支援の現場で得られた知見に加え、調査データ等を踏まえたキャリア意識の現状、社会構造的な視点までを交え、個人、企業、社会、それぞれの視点からミドル・シニアの活躍を実現していくためのヒントを提供。解決策としての「働き続けてほしい人」の姿を10のキーワードで例示し、代替可能なミドル・シニア人材の増産を防ぐキャリア形成支援から、「労働者協同組合」など新たな働き方まで、超高齢時代の人事設計のポイントを具体例とともに解説する。

目次

第1章 ミドル・シニアの働き方の問題が解決されないのはなぜか
 1 定年が視野に入るころ、「裏切られた」という思いを抱く多くの人たち
 2 「妖精さん」は働く意欲が高いが、変わらぬ人事制度
 3 ミドル・シニア人材の採用が進まない要因
    ほか
第2章 “なぜか働き続けてほしい人”の10の理由
 1 ミドル・シニアこそ「人は見かけが9割」
 2 経験に頼ったカテゴライズはせず、フラットな意識を持っている
 3 年齢相応の器の大きさを持つ
 4 年齢を重ねれば重ねるほど仕事で手を動かす
 5 いくつになっても真摯に学ぶことのできる人
    ほか
第3章 “働き続けてほしい人”は組織の中で増やせるのか
 1 健全な焦燥感が持てる職場環境の提供
 2 キャリア研修の効果の差、必要なのはプロとしてのアウトプット
    ほか
第4章 超高齢社会の日本に求められること
 1 未だに社会に蔓延する様々な固定的価値観の打破
 2 大企業こそ50歳以上の中途採用を、中小企業は若者信仰を捨てる
 3 代替可能なミドル・シニア人材の増産を防ぐキャリア形成支援
    ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

1
自分自身に何ができるのか。それを知ることは自分の価値を理解するうえで非常に重要であるが、意外とそれが見えていないということも多い。場所が変われば求められるものも変わるのでありそれに合わせて自分を変える必要がある。頭ではわかっていると言いながらも、実際にはそれをわかっておらず過去のやり方を通そうとしてしまう。そのような行為は周囲から非難を買うだけであり、自分がそうしていないかを自省してみる必要があるだろう。2025/10/15

Go Extreme

1
稼ぐミドル・シニア雇用 未活用の高ポテンシャル 肩書だけの実務不能 乖離した金銭感覚 評論家的な一般論 若手信仰の採用傾向 職種ミスマッチの現実 基本的転職技術不足 かわいがられ力 パフォーマンスへのプライド フラットな話の受容 貢献意識の保持 自ら行動する育成 恐れない行動力 経験の抽象化応用 年齢優位性の活用 貢献領域の明確化 自発的仕事提案 知的資本の生産性 地域課題解決型労働 一歩踏み出す力 変化への抵抗克服 介護両立支援の緊急性 コアスキルの確立 長期記憶と落ち着きの強み2025/05/11

Tomokazu Sugiura

0
結局のところ、シニアになってもスキルアップを怠らず、過去の実績をひけらかすことなく、若手とも良好な関係を築くことが大切…という、至極当たり前、且つ、雇用”する”側からすると極めて都合のいい人材が一番…という身も蓋もない結論になってしまうように感じます 2025/10/05

おにぎり

0
会社で勧められたので読んでみました。高齢者雇用に関して今後の日本企業はどうしていくのが良いのか、が労働者側の視点と企業側の視点、両方の側面から書かれた本。人事の立場で制度づくりの仕事をしていることもあって、色々勉強になりました!高齢者本人の経験から来る意識、加齢による良いこと悪いこと、企業側の必要な支援、いろんな要素はありますが、高齢化社会は不可避なので人材リソースを適切に使える企業が今後生き残っていくのは間違いないし、そのためにできることはやらないと。頑張ります。2025/09/11

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