内容説明
1974年秋。弱冠19歳でジャズ・ピアノの修行のために憧れのニューヨークにやってきた。いざセッションに臨んでみたら今まで日本で使っていたジャズ語が通じない。言い方がわからない。言われたことがわからない!以来、在米35年。ライオネル・ハンプトン楽団の専属ピアニストを12年間務め、現在もニューヨークでジャズ・ピアニストとして活躍する筆者・三上クニが体験した本来のジャズ語の意味や使い方、考え方とは?ニューヨークのジャズ界に身を置く筆者ならではのおもしろ噺が満載です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sherlock Holmis
1
若くしてニューヨークに渡った日本人ピアニストのキャリアに基づくエッセイ。夜明けも近いクラブのアフターアワーズ、どうみてもその辺の酔っぱらいにしか見えないおっさんがオルガンに向き合うや否や華麗な演奏を始めた、というエピソードにいかにもジャズを感じた。2020/12/26
夜游の月
0
軽いエッセイかと思って読みはじめましたが、予想よりずっと中身が詰まってて面白かった。 今はSpotifyもYouTubeもあるから調べて聞きながら読みました。 1970年代から1990年代のジャズシーンに興味がある方なら面白いと思います。2024/04/21